リアルタイムの三銃士Twitter, Facebook, FriendFeedがCrunchUpで語る

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[CG]コークとメントスを使ったこんなイタズラ

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今日(米国時間7/10)の本誌主催Real-Time Stream CrunchUpカンファレンス(conference, 大会)で、副編集長のErick Schonfeld(ES)が、Twitterの協同ファウンダJack Dorsey(JD)、Facebookの製品担当副社長Chris Cox(CC)、FriendFeedの協同ファウンダBret Taylor(BT)の3名にグループインタビューをした。

ES: Jack、Twitterの情報を〔静的ファイル等でなく〕ストリームにすると決めたのはなぜ? しかも、なぜこんなに人気があるんだろう?

JD: ぼくのイメージでは、情報ってつねにそういうものなんだ。たとえば救急センターにかかってくる911〔日本では119〕の電話は、どんどん流れてくるストリームそのものだ。うちは、かかってくる頻度がものすごく多い911みたいなものだね。

ES: Facebookにも前からストリームの要素はあったけど、最近の改築で大きく前面に出てきたね。今は、どんな感じ?

CC: うちは元々はプロフィールと呼ばれるファイルの集合にすぎず、リアルタイムではなかった。しかしニューズフィードをやるようになってから、情報をリアルタイムで提供することを意識するようになった。改築前のニューズフィードには、リアルタイムの機能はなかったけどね。

ES: ぼくから見ればTwitterは、一般公開されているIMみたいなものだね。大物エンジェル投資家のRon Conwayは前から、ソーシャルな関係が重要になると言っていた〔参考記事〕。Facebookは公開情報のストリーム化を、今後どの程度まで進めるつもりか? ユーザに、ストリームの一般公開を奨励していくのか? SNSであるFacebookが、これから公開IMを作ろうとしているのか?〔Facebookと情報一般公開のムジュンについての参考記事〕。

CC: うちはあくまでも、ユーザにそういう選択肢も提供するという立場だ。ユーザが自分のオーディエンスの大きさをコントロールできるようにしたいんだ。

ES: FriendFeedは情報の多重化/集積化に熱心だが、どうなんだろ、UIとしてはそれがベストなの?

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BT: 複数の人が何かを共有したとたんに、それをめぐるリアルタイムの議論はIMの会話みたいになるよ。誰かが言ったことは、まるでテーブルを囲んで話をしているときのように、すぐに見れないと意味がない。ウォータークーラーみたいに、ボタンを押してるかぎりずっと水が出てくるようなシステムなんだ。今リアルタイムで出てくるものを、みんなで共有しながら話を盛り上げていくのさ。コミュニケーションには、そういうソーシャルな側面が必ず求められているはずだ。

ES: いちばん好まれる、いちばん話が盛り上がるコンテンツやメッセージのタイプは何?

BT: テキストだけじゃなくて、メディア(写真、音楽、…)のあるやつだね。

CC: そうとも言えないね。マイケル・ジャクソンの葬儀みたいなリアルタイムのビッグイベントなら、それだけで会話は盛り上がる。

JD: 予測不可能、と言うべきだね。うちみたいなタイプのサイトは、今どんどん人が集まっているし、関心を持つ人も増えている。今後話題になるビッグイベント云々よりも、予測不可能であること自体が、エキサイティングだと思うね。

ES: 公開と非公開の比率は?

BT: 公開が大多数だよ。

ES: Facebookの改築への反応は?

CC: いろんなものをいったんどこかに〔主にファイルに〕集めてから提供するこれまでのやり方と、今まさに起きてることをそのまま提供するやり方とのあいだに、正しいバランスを確立することが重要だ。今でもうちは、いろんなバージョンのホームページをテストしているが、それはまさに、そのバランスを模索するためだ。みんなは、フレンドについて、何をどのように知りたいと思っているのか、その無理のないモデルを作り出したい。そのモデルを、製品に反映させていく。

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ES: 重要なデータほど公開される傾向があるのかな。公開されるデータは価値のあるデータだと…。

BT: そうでもないね。うちの熱心なユーザは、グループ機能を社内目的やプロジェクトグループの目的のために使っているからね。だからうちの開発努力も、そういう使い方の利便性を高める方向に向かっている。結局、公開コンテンツはアクセス性が良いが、非公開のほうがくつろいで自由に言いたいことを言えるという面もあるんだよ。

ES: FriendFeedみたいにリアルタイム検索を始めたところは、公開データが重要だから、そういう意味ではストリームの公開部分に価値があるのでは?

BT: 必ずしもそうではないと思うが、結局のところ、リアルタイム検索をする人の目的は、マイケル・ジャクソンについてみんなが何を言ってるかを知りたいのではなくて、うちのネットワークではどう言われているかを知りたいのさ(あくまでもローカルな情報価値)。

JD: ビジネスとしては、公開と非公開をユーザが選択できることが重要だ。

ES: ソーシャルネットワークのエチケットについて意見を聞きたい。とくに、収益化の部分だね。公開の部分のほうが、収益に結びつけやすいはずだ。そう考えると、フレンドとファンとか、フォロワー(followers)とフォロウィー(followees, フォローされる人)とかの定義は今のままでいいのかな?

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JD: Twitterが今やってることのコンセプトには、ぼく自身とても納得している。とくに、誰かをフォローすることの“軽さ”がいいね。発言が気に入ったらフォローすればいいし、つまんなくなったらフォローをやめればいい。アップデートやストリームの多い人ほどフォローされるわけでもない。うちが最初から重視しているのが、軽いことと、フレッシュであることだ。結果的にそれは、対話を最小限にすることだね〔140文字制限〕。

CC: Facebookの上では、友だちを作ることがいちばん重要だが、対話に対するコントロールもある程度必要だ。それを、あくまでもユーザに選ばせるという形で実現したい。

ES: プラットホームは何か? ストリームの消火ホースは? ストリームのプラットホームはどれだけ多くてもいいのか?

BT: 長期的なビジョンとしては、通信製品はお互いに相互運用性があるべきだ。最終的には、あるリンクを投稿したら、そこからどこにいるフレンドにもフォローしたい。たぶん、連邦制のような形に徐々になっていくだろう。

聴衆からの質問: ストリームへのアクセス性を良くするためにどんな努力をしているか?

JD: 一般的には、リアルタイムの公開情報をこれからも増やしていきたい。

質問: Twitterをノーベル賞候補にしたい人もいるが、Twitterにも従来のWeb的な面があってもよいのではないか?

JD: このコンセプトは〔Twitterに限らず〕今では至るところにある。クライアントにも、携帯電話にも。重要なのは、Webを越えて前進しながら、対話の直接性/瞬時性を維持することだ。ノーベル賞云々の話は、今Twitterが人びとにもたらしている価値を物語っている。重要なのは、そこだ。リアルタイムメディアのアクセス性と透明性を、どうやってサポートするかだ。

[写真: CC Brian Solis]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))