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ウェブ音楽ストリーミング・サービス、徹底ガイド―Part 1

私は自他ともに認める熱狂的ウェブ・ユーザーだ。私の仕事の環境はもう何年も前から完全にウェブ・ベースに移行している。実は私の音楽環境もそうなのだ。ご多分にもれず、昔はKazaaeMuleから音楽をダウンロードしていた(まあ今でもそうしている読者も多いと思うが)。今や私はほとんどの音楽をダウンロードせずにウェブのストリーミングで聞いている。おかげで私のノートパソコンは大量の音楽ファイルを保管せずにすんで大助かりだ。ハードディスクのスペースが節約できるだけでなく、ウィルスに悩まされることもなくなった(eMuleユーザーの皆さんはその意味がよくお分かりと思います)。とにかく、もし楽曲をどうしてもダウンロードする必要があるときはiTunesで買うか、私のお気に入りのサイト、Jamendoを使うことにしている。

音楽は私の生活で大きな役割を果たしている。ウェブも大きな役割を果たしているということはすでに書いた。私の生活でこの2つが「ウェブ音楽」という形で関連しあってくるのは避けがたい。ウェブ音楽についてすばらしいことの一つは好きな音楽を聞くためにあれこれ時間をかけて探し回る必要がないことだ。この記事でご紹介するウェブサイトを利用すれば、ほんとうに簡単に何時間でもお気に入りの音楽を楽しむことができる。音質はサイトごとにばらつきがあるが、全体として普通のウェブ・ユーザーにとっては十分だろう。

この記事で紹介するサイトは、楽曲はもちろん、ソフトウェアも一切ダウンロードする必要なく利用できるサービスだけだ。そういうわけで、ここにはSpotifyのようなP2Pソフトは取り上げていない。いずれにせよ、多くのユーザーはテストしたり利用したりするのが困難なわけだが。

音楽推薦サービス

paPandoraは残念ながらアメリカからしか利用できない。さいわい、私はリリース当初テストするチャンスがあった。スタートしたのは2005年7月という老舗だ。しかもこのプロジェクトは一般公開以前に5年間もベータテストを続けていた。Pandoraは楽曲の属性に基づいて似た楽曲をユーザーに推薦する。ユーザーはお気に入りのバンド、あるいはアーティストをいくつか入力するだけでよい。後はすべてPandoraのシステムがやってくれる。Pandoraのストリーミングは128Kbpsと高音質だ。Pandoraのプレイヤーはウェブラジオ風で、ユーザーは100種類の「ラジオ局」を設定し、その間を自由に行き来することができる。無料版には広告が入り、月間40時間まで再生可能。40時間過ぎた場合でも99セント支払うとその月に限り無制限で音楽が再生できる。1年間無制限の再生ができる有料版は$36。気に入った曲をダウンロードしたい場合はiTunesかAmazonから購入できる。

lastfmLast.fmには一日300万近い訪問者がある。現在のウェブでもっとも強力な音楽コミュニティーの一つといってよいだろう。Pandoraと同様、このサービスでも好きな音楽を楽しめるが、Pandoraとと違って、Last.fmはユーザーとユーザーの友達がどんな音楽を聞いているかを分析して、その結果に基づいて新たな曲を推薦する。ユーザーが曲を友達に推薦したり、タグを付けたり、あるいは単に再生して聞いたりすると、システムはその曲に重要性を付加する。これにより、その曲が他のユーザーに推薦される可能性が高くなる。ユーザーが過去に聞いた曲のデータをもとにしてそのユーザーに新しい曲が推薦されるだけでなく、Last.fmははそのユーザーと音楽の好みが似た他のユーザーに対してもその曲を推薦する。そういった好みの似たユーザーと友達になりたいと思うのは自然だが、実際Last.fmはそうした音楽の好みに似たユーザーと簡単に友達になれる仕組みをサポートしている。アメリカ、イギリス、ドイツ以外の国の居住者はトライアル版として無料で月30曲聴ける。あるいはわずか月額$3の料金で無制限のストリーミングが聞ける。(なんと2002年にスタートした老舗だ)。

deezerこちらは、2006年のBlogMusikサイト。そしてこちらは、現在のDeezer(BlogMusikの後身)だ。たいへんな進化を遂げていることがわかる。これはフランスを本拠としたサービスだが、最大かつ最優秀の音楽検索エンジンの一つに成長した。ユーザー登録を済ませると、プロフィールを設定し、Deezerのコミュニティーにアクセスすることができる。プレイリストを作り、友達にメッセージを送り、コメントを残し、アーティストやアルバムをお気に入りに登録するなどの活動ができる。しかし私がいちばん気に入っているのはSmartRadioという機能だ。これは1人のアーティストをテーマにしてなんと3時間もの特集番組を自動的に作ってくれる人口知能ラジオだ。しかも一切無料である。プライスレス!われわれのDeezerについての過去記事

finetune私が最初に使ったAdobe AIRアプリがこのFinetuneだった。Finetuneはユーザーが指定したアーティストに関連したもっとも興味深い最新のプレイリストを作ってくれる。もちろんサイトにコミュニティーがあり、音楽を聞くだけでなく、ユーザー・プロフィールを登録し友達とコミュニケーションを図る
とができる。他に、Finefuneの優れた機能として、さまざまな音楽関連の独創的なツールがサポートされている。たとえば、Finetune Wiiプロジェクト(ウェブ版でのプレイも可能)は目でも耳でも楽しめる。Finetuneの利用には単にアーティスト名を入力するだけでよい。システムはそのアーティストや似たようなアーティストによる何時間分ものプレイリストを作ってくれる。なにより良いことにこのサービスは一切無料だ。デスクトップ版に加えて、iPhoneFacebook版がある。どのバージョンを利用してもプレイリストは常に同期する。FineTuneの過去記事

このジャンルではもちろん、Ilike.com(先ごろMyspaceに買収された)とmusic.strands.tvも見逃せない。

インディー系

amieAmie Streetはインディー系ミュージシャンのためのサービスだ。音楽ファンはここで新しいインディー・アーティストを発見できる。サイトの訪問者はジャンル、地域などによって新しい音楽を検索したり推薦を受けたりできる。さらに音楽ファンは楽曲を価格で検索することもできる。AmieStreetは、音楽ファンが楽曲の値段を決めることができる唯一のマーケットだろう。仕組みはこうだ。Amie Streetに登録された楽曲はすべて当初は無料ないしきわめて低価格でダウンロードできる。曲に人気が出てダウンロードの回数が増えるにつれて価格が上昇する。ただし最高でも1曲あたり98セント。アーティストは売上の70%を配分される。これに加えて、Amie Streetにはユーザーの好みに合いそうな曲を推薦する機能もある。たとえばAmie StreetにはColdplayの曲はないが、検索すると似たようなテイストのバンドの曲が70曲以上もヒットする。Amie Streetではいつも新しい音楽に出会うことができる。これは素晴らしい経験だ。われわれの過去記事はこちら

jamendoJamendoも私の好きなサイトだ。理由は、全世界のCreative Commonsのライセンスで自由に利用できる楽曲の最大のデータベースだからだ(もちろん、このサイトのアルバムがすべて無料でダウンロードできるわけではない)。アーティストのほとんどは聞いたことがないだろう。しかし先入観なしに音楽を楽しめる人にとっては新しい素晴らしい音楽の宝庫だ。このサイトで音楽を楽しむのにいちばんよい方法はジャンルのタグで検索することだ。気に入った曲がみつかったら、コメントを残したり、レビューを書いたりして評価しよう。無料でダウンロードしたり、友達と共有するのもよい。7カ国語がサポートされており、無料のiPhoneアプリもある。こういったビジネスモデルを追及している。

soundcloudSoundCloudのデザインは現在の音楽サービスの中で最高によくできている。インタフェイス、使い勝手がまことに良い。もちろん音楽も最高だ。SoundCloudはプロのアーティストが作品をやりとりしたり、配布したりするのに使っている。このサイトはプロ(アマチュアも)のミュージシャンが音楽や情報を交換し、コミュニケーションを図る一種のSNSだ。共通の音楽の好みをベースに簡単に友達を見つけることができる。同時に、ミュージシャンは自分の作品のショーケースとして利用することができる。無料版では最大月5曲がアップロード可能。ユーザーが熱心な業界人でそれではとても足りないという場合はプロ版をチェックしてみるとよい。われわれの過去記事はこちら

thesixtyoneTheSixtyOneでは、アーティストは自分の曲をアップロードして何千人もユーザーに聞いてもらうことができる。ユーザーは好き嫌いを投票する。いちばん高い評価を受けた曲がトップページに掲載される。Diggの音楽版と考えればよいだろう。このサイトはアーティストとファンの交流のチャンネルとしても機能する。ミュージシャンにとっては音楽をプローモンションする絶好の機会だし、音楽ファンにとっては新しいアーティストを発見し、応援する場となる。

プレイリストの作成と再生

playlist私はProject Playlistの熱心なファンとはいえない。しかし優れたサービスであることは確かだ。結局、これはプレイリストをベースにした一種のSNSとして機能している。単に曲を検索して聞くだけなら別にユーザー登録する必要はない。しかしメンバーになるとプレイリストを作成して保存しるなどさまざまな機能が利用できるようになる。たとえばPlaylist IMというのはプレイリストを共有している友達とAIM、Facebook、Yahoo Messengerなどのチャットシステムを通じて会話ができるもの。他にもブログを書いたり、写真をアップしたり、他のメンバーとプライベート・メ
ッセージを交換したり、登録されている何千ものプレイリストを参照して共有したりコメントを付けたりできる。プレイリストを自分のブログやFacebookなどのSNS上で公開し共有するためにこのサービスを利用しているユーザーが多そうだ。サイトから提供されるコードをソースにコピペするだけで簡単にプレイリストをエンベッドできる。ひとつだけ気になるのはメンバーユーザーの検索機能がないことだ。一方、私が2006年に作ったプレイリストがちゃんと保管されているのには感心した。

jiwaJiwa.fmではユーザーはプレイリストを作ってJiwa.fmのコミュニティーのメンバーだけでなく家族や友達とも共有できる。SmartRadioという多機能ツールも利用できる。このサイトのユニークなところは、ユーザーがどんな作業をしていようと音楽の再生が途切れないことだ。作業に関わりなく音楽はバックグラウンドで鳴り続ける。さまざまなアーティストが混在しているプレイリストでアーティスト名をクリックすると、驚いたことに、そのアーティストの曲を集めたアルバム・プレイリストが自動的に作成される。デザインはややごたごたしているように思えるかもしれないが、なれれば便利な機能が満載だ。オススメのサービスの一つ。

jogliAt Jogliの場合、ユーザーがプレイリストを作る必要はない。システムが自動的に作ってくれる。まるで巨大なCDショップのようなものだ。アーティスト名で検索するとすべてのアルバムが表示され、オリジナルCDに収録されているとおりに再生して聞くことができる。たとえば、ここにはマイケル・ジャクソンの全ディスコグラフィーがあり、CDを1枚ずつ全曲聴いていくことができる。‘Play Radioボタンをクリックするとユーザーが好みそうな音楽を流しているウェブ・ラジオが表示される。登録メンバーになるとプレイリストを保存したり、レビューを投稿したりできる。またLast.fmやriTunesで作ったプレイリストを下にビデオ・プレイリストを作ることができる。われわれの過去記事はこちら

mixtubeMixTubeの中からYouTubeのビデオを検索してプレイリストが作れたら便利だっただろう。しかし残念ながらそれはできない。ユーザーはYoutube上で検索し気に入ったビデオがあったらそのURLをいちいちMix Tubeにコピペしなければならない。これは少々面倒だ。しかし誰か他のユーザーのプレイリストを探して利用すれば作業はずっと簡単になる。ところでYouTubeを利用したプレイリスト・サービスはたくさんあるが、注意点をひとつ。YouTubeのビデオはユーザー側からいっさいコントロールすることができない。昨日は利用できたが今日はもう削除されているという場合が多々ある。

Lalaも非常に優れた音楽サービスの一つだ。昨年のリニューアル以来、われわれも繰り返し紹介してきた。このサービスではある曲を1回聞くだけなら無料だ。繰り返し聞きたい場合は1曲10セントを支払えば何回でもストリーミング再生することができる。(もちろんiTunesまたはAmazonを通じてダウンロード購入も可能)。付属の音楽プレイヤーはよくできている。他のユーザーのプレイリストも多数登録されている。

ImeemMaestro.fmも優秀なサービスだ。

ビジュアライズ・サービス

musicovery私の見るところ、このジャンルではMusicoveryに熱心なファンがついている。ユーザーはこのサイトで数クリックするだけで自分の好みやその場のシチュエーションに合ったカスタム音楽番組を作れる。ユニークなのはムード・マトリックス・システムだ。ユーザーのムードと選曲に反映させる巧みなインタフェースが用意されている。私は2006年にこの機能についてDiggに投稿したことがあるので、依然健在なのを見ることができてうれしい。しかし、いろいろ変化も起きている。たとえば、現在はプロ版が用意され($15で3ヵ月または$48で1年)、無制限で音楽を再生することができる。いずれにせよ、このサービスは皆んなも気にいると思う。

citysoundCitySounds.fmはちょっとしたマッシュアップ・サービスというべきかもしれない。しかしよくできている。CitySounds.fmはSoundCloudから音楽を、Flickrから写真を集めてきて、一つのページ上で組み合わせる。ユーザーは世界中のさまざまな都市で生まれた最新の音楽を聞くことができる。生み出された曲の数の順に都市のリストが用意されている。新曲が発表されるたびにリストが更新される。

ウェブ・ラジオ

jangoコンセプトとしてはLast.fmにたいへん近い。ユーザーはJango上でカスタム・ラジオ局を作り、友達と共有することができる。聞きたい音楽を入力するだけでよい。Jangoのカ
スタム局は即座に望みの音楽を再生し始める。同時にユーザーと趣味が似たユーザーのお気に入りの音楽も加えられる。ユーザーはアーティストを追加したり再生された曲に好き嫌いの評価を加えたりして自分のラジオ局をさらに詳細にカスタマイズできる。アーティストは1人ずつ専用ページを与えられ、カスタム・ラジオ局だけでなくプレイリストや経歴、コンサート・スケジュール、他のメンバートからのコメント、友達づくりに役立つファン・リストなどがまとめて表示される。このサービスはサイト運営者によれば、「合法的であり、再生される楽曲すべてについてレーベルやアーティストにロイヤルティーを支払っている」とのこと。さらにJangoはJango Airplayというプログラムを実施している。これは新人アーティストに、このサービスの何百万というユーザーに聞いてもらう得難いチャンスを与えるもの。Jangoの過去記事はこちら

radiobetaRadioBetaは近所だろうと、世界の裏側だろうと、どんな場所のウェブ・ラジオ局でも検索してくれる。地域、ジャンル、帯域、言語、タグ、さまざまな条件でラジオ局の検索ができる。楽曲を楽しむだけならユーザー登録は必要ない。サインアップすればユーザーごとのパーソナル・ダッシュボードが利用できるようになり、お気に入りのラジオ局を登録しておき、毎日自動的に聞くことができる。われわれは外出先でウェブラジオ局を聞くことが多いが、このサービスを使えば、たまたま聞いて気に入ったラジオ局の情報を記録しておくことができる。検索対象となるウェブ・ラジオがすべて無料版なので、当然無料。

theradio実はTheRadioも私のお気に入りのサービスのひとつだ。理由は単純性。アーティスト名またはジャンル名を入力するだけで即座にカスタム・チャンネルが作成される。ただし、単にストリーミングを聞くだけでなく、チャンネルの一覧を眺めるとさらに面白い。自分の好みにあった新しい音楽が発見できる。私の好きな音楽を他の人も好きだということを発見するのは私には楽しい。なんにしてもTheRadioのやり方は不思議とうまく行っている。

aupeoAupeoはウェブ・ラジオであると同時に推薦(レコメンデーション)サービスのジャンルにも入るだろう。Aupeoでは音楽をラジオ局、アーティスト、ムード、パーソナルという4つの方法で楽しめる。ラジオ局サービスは有料のプロ版でないとあまりこれといった機能が使えない。それでも感じはつかめる。アーティスト・ゾーンでは好きなアーティストの名前を入れるとさまざまなラジオ局を推薦してくれる。ムード・ゾーンではユーザーの選んだムード(楽しい、憂鬱etc)に応じて選曲される。Aupeoによれば、選曲は音楽のプロによって行われているという。パーソナル・ゾーンではこのサイトでユーザーが過去に聞いた曲を元にして選曲が行われる。全体としてとても強力は音楽推薦エンジンになっていると思う。

ここでは取り上げられなかったが、Tun3rMugashaPlay.fmも優秀なサービス。

私の音楽ガイドのPart 1は以上だ。他にもオススメの音楽ストリーミング・サービスがあったらぜひコメント欄で推薦してほしい。Part 2では音楽検索エンジン、ウェブ上の音楽プレヤー、Twitter関係の音楽サービスなどについて詳しい紹介をする予定です。乞うご期待。

画像:RossinaBossioB on Flickr.

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01

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コメント

あうあう
それでもバカはカツアゲをするし、心の弱い奴はカツアゲされても文句を言わずにカツアゲされ続ける。バカな…
hakujira
確かに引き出し手数料だけではどう考えてもペイしないので客寄せなんでしょうね....。
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