TC50: FluidHTMLはFlashをHTMLのように簡単に書ける新しいマークアップ言語

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fhtml

AdobeのFlashは言うまでもなくこれまで長年、Webにとって不可欠だった。でもそれはいまだに、検索エンジンと複雑性の2点で大きな弱点を抱えている。AdobeなどがFlashを使ったWebサイトをGoogleフレンドリにしようと腐心してきたが、通常のHTMLのページのようにクローラの対象になるまでには至っていない。FluidHTML通称”Fhtml”は、Flashのような機能と使いやすいHTML言語との融合を目指す新しいサーバサイド*のマークアップ言語だ。〔*: 標準のHTML言語の大部分は要素の表示のための描画処理をブラウザ==クライアントサイドが行う。〕

もちろん、新しいWebのスタンダードになることを目指す開発は、簡単ではない。しかしFhtmlを支える人たちは、Flashを使ってHTMLにはできない視覚効果を作り出すWebサイトは何百万もあるのだから、やってみる価値はあると信じている。Fhtmlの挑戦相手はFlashのほかにSilverlightや、Adobeのもう一つのフレームワークFlexがある。しかしFhtmlは、FlashやSilverlightよりもシンプルであるだけでなく、Flexより強力だと主張している。

Flex、Silverlight、それにFlashのもう一つの問題は、どれもコンパイルを要することだ。FhtmlはHTMLと同じく、その必要がない。だからページの編集も気軽にできる。またFlex、Silverlightなどはどれも相当複雑なので、これらを使うサイトを作るためには専門のスキルを持ったデベロッパを必要とする。しかしFhtmlはずっとシンプルだ。サーバ側のFhtml処理コードは、Java、PHP、Ruby、.NET、Pythonなど、どの言語でも書ける。

本日(米国時間9/14)のステージでは、FluidHTMLのCEO Michael ColletteとファウンダのJim Kremensが、現在のパートナーの一つであるSouthebyのWebサイトをFluidHTMLでプロトタイプして見せた。また、Fhtmlで書いたHulu用のメディアプレーヤーもデモした。彼らは10月に100万から200万ドルの資金を求めている。

エキスパートパネルのQ&A(概要)

エキスパート: Don Dodge、Yossi Vardi、Ron Conway、George Zachary、Jason Hirschhorn。

Q: HTML 5と比べるとどうか?

MC: HTML 5は大きな飛躍だと期待しているが、そのあとが問題だ。

JK: しかもHTML 5の実装の完全普及は2014年ごろになる。

Q: Adobeは何と言っているか?

MC: 彼らにはまだ話していない(笑い)。

Q: Flashが検索対象になればすごいが、デベロッパが言語を切り換えるのはなかなか難しいと思う。そのへんを、どうするのか?

JK: 製品はデベロッパにとって無料だ。それに、Fhtmlは彼らをよりクリエイティブにする。しかも、Flashの複雑さと悪戦苦闘する必要がない。

MC: スピードはFlashの最高速と同じだ。

Q: ビジネスモデルは?

MC: サイトに対する低料金の利用料だ。

Q: 十分な量のオブジェクトのライブラリはあるのか?

MC: 拡張性が、Fhtmlのすばらしいところだ。デベロッパの工夫で、新たにどんなものでも作れる。1月にはAPIも公開する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))