TC50:Perpetually.comは、ウェブ版Time Machine

次の記事

TC50: プログラミング技術を競うバトルフィールドを提供するTrollim

ウェブの一番の価値 ― 常に進化を続け、修正が容易 ― が、最大のイライラの原因になることもある。それは、ウェブサイトでコンテンツが修正されると、以前あったものが上書きされてしまい、古いコンテンツは痕跡すら残らないことがあるからだ。今日、TechCrunch50でデビューした新サービス、Perpetually.comが、この問題を解決すべく、企業が簡単に自社サイトをバックアップできるサービスを提供する。

同社によると、毎年5~8%の「ブックマークされた」コンテンツが、ページの修正や削除のためにウェブから消滅している。Perpetuallyは、ユーザーのサイトのあらゆる変更履歴を記録することによって、この問題を解決しようとしている。しかもPerpetuallyでは、コンテンツのコピーを、醜悪な検索エンジンアーカイブに格納するだけではなく、サイトに元あった時と同じように、文脈に沿って見ることができる。他の部分はそのままにして、サイトの注目部分だけを過去に遡ってスクロールして、見ていくこともできる。インターフェースは非常に心地よく、AppleのバックアップソフトウェアであるTime Machineを思わせる。ウェブサイトの履歴を、Appleのカバーフロー機能に似たインターフェースで見ていくこともできる。

企業は、はじめにPerpetually.comに、サイトのモニターを開始するよう依頼すれば、あとはサービス側で全部やってくれる。ソフトウェアやプラグインをインストールする必要もない。現時点では、パスワードのかかったコンテンツをインデックスすることはできないが、将来は可能になるようだ。顧客は、安心のために履歴を完全プライベートにすることもできる。ただし、ユーザーがこのソフトウェアを使って、公開サイトの変更をモニターすることもできる。

もちろん、ウェブの履歴を記録することについては、Internet ArchiveのWayBack Machineをはじめ、定評あるサービスが既にいくつか存在している。しかしこれらのサービスには、それぞれ制約がある。例えば、この種のサービスにとって、サイトの〈あらゆる〉変更を追跡することは、処理や容量のコストを考えると現実的ではない。

同社には、すでにWall Street Journalのデザインチームをはじめとする、大物のクライアントがついている。

パネリストのDick Costolo、Reid Hoffman、Sean Parker、Mike Schroepfer、Robert ScobleとのQ&A:

RH:アカウントの種類をいくつか用意するといいと思う。2週間無料で使ってから有料になるフリーミアム版とか。お金を払う前に試せるようにする方がいい。

SP:フリーミアムモデルの特典が必要になるだろう。

A:現在フリーミアム版はありません。

RS:これを使うようにNew York Timesを説得することが、会社にとってのチャレンジだ。

RS:顧客(パブリッシャー)の広告費はどう守られるのか。

Jason:このツールで、NY Timesがサイトを公開してみんなが過去のホームページを見られるようにすることは考えたか?

A:それはパブリッシャーが決めることなので、われわれは何でも受け入れ可能だ。

画像:
perpetuallystage

ビデオ:

関連記事:
TC50:Perpetually creates a personalized Internet archive VentureBeat.

 

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)