TC50: 道路の穴ぼこや落書きなど、生活上での苦情を直ちに役所に報告できるCitySourced

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TC50: (ビデオ)ザ・ベスト・オブTechCrunch50 2009

穴の空いた道路や壁いっぱいの落書きを見て、帰ってから役所に手紙を書いたりメールしたりするのではなく、直ちに問題を報告したいと考えることはないだろうか。TechCrunch 50に登場したスタートアップのCitySourcedは、携帯電話からこうした問題を報告するためのアプリケーション群を提供している。つまり生活シーンに現れる問題をクラウドソースで集めようと狙っているわけだ。

仕組みは非常にシンプルだ。まずはBlackberry、Android、そしてiPhone版が用意されたアプリケーションで、報告したい問題箇所の写真を撮る。撮影した写真がうまく撮れていれば、アプリケーションでGPSを利用した位置情報が付加され、問題報告画面へと移動する。その画面で問題についての情報およびコメントを登録する。この登録情報は、自身のTwitterアカウントから配信もされるようになっている。

「file」ボタンを押して登録したレポートは、自動的にまとめて役所の担当部門に送られることになる。役所側にはウェブ版ダッシュボードがあり、問題報告レポートの件数や、報告されている問題の発生場所や未対応の問題、あるいは一定期間内にどのような種類のレポートが送られてきたかを確認するグラフなどを表示することができるようになっている。これら情報をとりまとめてダウンロードしておくこともできる。市民利用者側にはアプリケーションは無償で提供され、行政側がダッシュボードの年間利用料を支払う仕組みになっている。

CitySourcedはカリフォルニア州サンノゼと利用契約を締結した。サンフランシスコでも最近、Twitter経由で苦情を登録する仕組みを構築している。もちろん位置情報を取得するアプリケーションを使うCitySourcedの方が、市民および行政側にとっても便利なことは言うまでもない。

Palmも最近CitySourcedに投資を行っており、Palm Pre版も間もなくリリースされる予定となっている。

エキスパートパネルQ&A(概要)

エキスパートパネル参加者:Satish Dharmaraj, Lior Zorea, Bradley Horowitz, Tim O’Reilly, Kevin Rose

KR:ぼくも対応が必要な近所の問題の報告に使ってみたいね。

BH:他の情報源にも対応できるんでしょうか。警官からのレポートなどもダッシュボードに表示できるようにできますか?

A:いろいろな情報源を取り込んでいきたいと考えています。もちろん警察情報などの公式情報にも対応していきたいと考えています。

TO:非常に気に入りました。一気にマーケットリーダーを目指せるんじゃないのかな。もちろん競合もあるわけだけれど、優位性についてはどのように考えていますか?

A:間もなく、サンノゼ以外にもいくつか契約が結べそうな状況です。Open311などがあり、これも便利なのですが、これは採用した都市の内部の情報のみしか扱うことができません。私たちのプラットフォームでは対象地域を国内全般に広げることもできるようになっています。

LZ:私もこれは面白いと思います。マーケットも広大です。これからの成長に注目していきたいと思っています。

サンノゼ市会議員:情報はタイムリーに入手することがとても大切です。またCitySourcedは画像情報を同時に入手できるのが素晴らしい。アプリケーションを使えば画像および情報をリアルタイムで入手することが可能になるのです。

写真:
citysourcedstage

ビデオ:

関連情報:
TC50: CitySourced lets citizens report potholes, graffiti to local government VentureBeat.
TC50: CitySourced Lets You Report Pot Holes And Graffiti On The Go Facternet.
City Sourced Allows Mobile Complaint Reporting IntoMobile.
I’d Call CitySourced, but I’m Just a Pothole bub.blicio.us.
City Sourced – A New Way To Inform City Hall #tc50 techgeist.
Citizen complaint app finally fires up TechCrunch50 CNET.
CitySourced Launches At TechCrunch50 YouVox Tech.
IPhones Take on Potholes With City Reporting Tool PCWorld.
IPhones Take on Potholes with City Reporting Tool CIO.

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

“TC50: 道路の穴ぼこや落書きなど、生活上での苦情を直ちに役所に報告できるCitySourced” への5件のフィードバック

  1. […] 今年のTechCrunch50は各社粒ぞろいで、昨年よりは相当接戦だった。準優勝3社は、Threadsy、AnyClip、そしてCitySourcedである。 […]

  2. […] CitySourcedは街中で落書きやゴミなどを見つけたら、ユーザーはiPhoneから写真つきで報告をすることができ、管轄の市役所にその情報が送られる。どの時期、どのエリアで問題が多発しているかグラフや地図上で見ることができる。市独自で同様のシステムを開発することもできるが、 CitySourcedは全国で使えるので例えばサンフランシスコ在住の人がニューヨークで報告をすることができるというメリットもある。 […]

  3. […] 重大な例外が CitySourced。Kevin Roseを興奮させた会社で、理由はまさに、これまでに存在していなものを作って、人々の生活に大きな変化をもたらそうとしているからだった。2日間のイベントの中で、エキスパートが一番興奮したのを見たのが、この時だった。【訳者注:CitySourcedの発表記事(日本語訳)はこちら】 […]

  4. […] この種のアプリは、今後益々増えていくだろう。クラウドソーシングは道路にできた穴を直すのに最適だ。しかし、さまざまな病気の理解を深めるために必要な情報を、医師に与えられる可能性も持っているのだ。 […]

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