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Palm、Preの販売実績を取り繕う

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今日(米国時間9/17)Palmは、2010会計年度第1四半期の収支報告電話会見を行い、同社スマートフォン製品群の実績の概要を語った。同社の看板であるPalm Preの実態を知りたがっている投資家たちにとって、長く待ちこがれた日であった。そして結果は出た、と言えるだろうか。全スマートフォン製品ラインを通じて、今期Palmは82万3000台を出荷し、提携キャリアーの「実売数」は81万台、その「大半」がPalm Preだった(その他は旧Treo)。要するに、Palmは未だに語っていない。

これまでPalmは、Preの販売状況について沈黙を守ってきた。この夏鳴り物入りで発売された看板携帯電話は、iPhone 3GSの登場によって急速に影が薄くなった。それは今も変わっていないが、Palmの発表内容からある程度の情報を拾い集めることができる。「大半」ということばにはあまり意味がないが、実売数の60%以上がPreだと仮定すれば、48万6000台以上に相当する。これは、一部の予想を超えるものであり( Bloombergの報告によると、あるアナリストは40万台と予測し、MarketWatchのレポートでは、50万台程度で一致していた)、Palmのスマートフォンの総販売台数は、アナリストの予想を上回ったことになる。

とはいえ、Palmの主要出資者であるRoger McNameeが今年3月に、PreはiPhoneを撃破する、PalmはPreの発売を待つだけだったと言っていた予言を振り返るのはつらい。あの時の美しいことばをもう一度見てみよう。

すばらしいお知らせです。2009年6月29日は、iPhoneの初出荷から2周年の記念日。その1ヵ月後には、誰もiPhoneを使っていないでしょう。Roger McNamee

誰もがこの発言はまるででたらめだと、McNameeが口に出した瞬間からわかっていたとはいえ、Preがヒット商品の地位を得られなかったことは、どう基準を緩くしても変わらないだろう。Palmが自社の販売実績を、AppleがiPhone 3GSを、発売開始〈5日間〉以内に100万台、四半期で520万台売った時のようには、宣伝しないのには理由があるのだ。

今日の会見でPalmが強調していたのは、同社の成功は一台のデバイスだけによるものではなく、PalmのwebOSプラットホームによるものだという点だ。このOSは今後の全Palm機のオペレーティングシステムになる。また同社は会見中、Palmと契約するキャリアーが増えてきていることも明かした。さらに今秋には第2弾で大ヒットを狙っている。小さな(かつ安い)Pixiが11月に発売されるのだ。その後には第3弾、さらには第4弾。きっとそのうち立て直せる日が来るのだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)