LMK
Hearst
george kliavkoff

新聞で落ち目のハーストがオンラインで健闘, セマンティックフィルタによるコンテンツサイトLMKを立ち上げ

次の記事

AppleもGoogleもeBayも初期の投資を断られた. でもそんな「間違いの多いVC」を愛してほしい

雑誌の問題点は、制作費が非常に高いことだ。ライター、エディター、写真家、デザイナーなどなど、すべてに費用がかかる。オンラインでも、オリジナルなニュースサイトを作ろうとするとやはり大量の人材が必要だ。そこでHearstは、今日(米国時間10/9)立ち上げたLMK(Let Me Know)というサイトで違うやり方を試みる。つまり合計230万件の人や話題に関する大量のニュースと写真を、権威あるソースから集めて提供する。言い換えるとHearstは、おくればせながらニュース集積サービスを開始するのだが、そこには独自の味付けもある。

セレブ、スポーツ選手、企業、等々を扱う各ページは、各トピックのニューズフィードと写真をAPとGettyから持ってくる。LMKはEvriのセマンティックフィルタリングのライセンスを取得してフィードと写真を解析し、自動的に各トピックのページを作る。

しかしLMKには自動作成ページのほかに、フリーのエディターやライターが作る特集ページがある。最初の特集ページのトピックは合衆国の大学対抗フットボールだ。スポーツページを監修するのは、Sports Illustrated誌のアシスタントマネージングエディターだったスポーツのエキスパートBob Roeだ。各チームや選手、監督などに関する最良のソースと記事を、有力ニュースサイトやファンのブログから集めてきて、それをEvriが整理する。

チームがどこかと対戦中には、そのチームに関するいちばん権威のあるニュースソースを”behind Enemy Lines”〔仮訳: 敵のラインの後ろから〕というコラムで見せる。各ページには、チーム成績などの数字データ、フォトギャラリー、故障選手などに関する対話的なデータモジュールなどもある。マウスがその選手のポジションに来ると、今後の出場予定あるいは負傷の情報などが表示される。”big fat number”という欄には、各チームのオフェンシヴラインの総体重が比較表示される。

選手や監督個人々々のページもある。それらもやはり、その人物に関するもっとも権威あるニュースのフィードとおもしろデータ(たとえば、大学のフットボールチームの監督の給与とその大学の学長の給与はどっちが高いか)が表示される。

LMKはHearst Entertainmentのデジタルインキュベータから生まれた最初のビジネスで、これを率いるのは同社の次席グループ長George Kliavkoffだ(彼はNBCのチーフデジタルオフィサー(chief digital officer, CDO)だったときにHuluの立ち上げを指揮した)。Hearst Entertainmentはさまざまなケーブルチャンネルにおける同社の提供番組を管理しているが、こういうインキュベータ的なことやスタートアップへの投資もやっている。Kliavkoffは、LMKのフルタイム社員はたった一人だ、“この事業には変動費がないんだ”、と自慢げに言う。LMKは今後、リアリティ番組や財界ニュース、医療などのチャネルも立ち上げる予定だ。

[原文へ]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))