Googleの無料ケータイナビで有料ナビアプリ企業が存亡の危機に

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Googleが今日(米国時間10/28)モバイル用のナビゲーションアプリケーションをリリースし、GarminやTomTomのようなGPSナビゲーション企業の株価が急落した。Garminの時価総額だけでも$1.2B(12億ドル)が削り取られたことになる。同社の株価は16%以上下落し、31ドル60セントとなった。TomTomは21%下がって8ドル11セントになった。

しかもこれはAndroidだけのアプリケーションだ。しかし今後Googleはほかの機種用のバージョンも提供するだろうから、そのことが投資家たちを悩ませている。GPSナビゲーションアプリケーションは、ケータイ用のアプリケーションの中でもとくに高価で儲かる製品だ。TomTomのiPhoneアプリケーションは国別になっていて、50ドルから100ドルもする。

Googleは、それらよりずっと優れていると思われる製品を無料でリリースすることによって、それまでのGPSナビゲーション企業をKOしてしまった。それはスタンドアローンのナビゲーションアプリケーションではなくて、GoogleがそれまでWeb上に提供してきたさまざまな資源…Google Maps、ストリートビュー、音声認識、高度な検索機能など…を利用している。“パロアルトのPizza Hutのお店はどこにあるか?”、Googleの検索がこの質問に答えられないなら、Googleのナビゲーションアプリケーションにも答えられない。GarminやTomTomは、このようなWeb全域を対象とする計算処理能力に太刀打ちできない。

それにGoogleには、このナビゲーションアプリケーションを無料にすることにメリットがある。同社がこれまでWebのために作ってきた数多くの技術の利用度を上げるし、ますます多くの人がWeb対応のケータイを使うようになれば、その上で地域に関する検索をする人も増える。そしてもちろん、Googleのドル箱である検索広告の売上も増える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))