トリプルエンジン(Firefox、IE、Chrome)ブラウザ、Lunascape がアドオンも複数サポート開始

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logo_320-70Lunascapeはポピュラーな3種類のブラウザ・レンダリング・エンジン(FirefoxのGecko、 IEのTrident、 SafariとChromeのWebKit)をすべてサポートしている唯一のブラウザだが、今日、バージョンアップされた。新バージョンはLunascape6.0 ORIONで、まだベータがついている。Windows版(Windows 7対応)で11言語をサポートする(日、英、中、独、仏、スペイン語等)。東京とシリコンバレーにオフィスを置くLunascape Corp.が、国際版(Lunascape 5) を最初にリリースしたのは2008年11月のことになる。ちなみにLunascape 5は現在の公式安定版であり、今回の6.0と同じPCにインストール可能だ。

Lunascapeのセールスポイントはリリース以来変わっていない―ユーザーはタブを右クリックするか、画面左下隅のエンジン切り替えボタンをクリックするだけで、Firefox、IE、Safari/Chromeの各モードに即座に切り替えることができる。

このブラウザは各エンジン間の互換性をテストしたいウェブ・デベロッパーやデザイナーにとってたいへん便利だ。しかし、Lunascapeが最終的に目指しているのは統一的ブラウザ・プラットフォームの確立だ。現在ウェブ・ユーザーは仕事でIEを使い、家でFirefoxを使うなどしている。そのため、ユーザーインタフェース、各種設定、ブックマーク、アドオンなどの互換性のなさに苦労している。こうした苦労を一掃しようというのがLunascapeの目標だ。

スクリーンショット:3種類のエンジン選択メニュー
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Lunascape 6.0の新機能は?
5.0からの最大の改良点は、従来アドオンはIEとLunascape独自のものしかサポートしていなかったのに対して、Firefoxのアドオンをサポートするようになったことだろう。ChromeとSafariのプラグインのサポートはまだだが、過去にユーザーからの要望がもっとも多かったFirefoxのアドオンのサポートが実現されたことは大いに意義がある。ユーザーがFirefox 3.5で利用しているすべてのアドオンをLunascape 6.0に自動的にインストールするウィザードも用意されている。

スクリーンショット: Lunascape 6.0にインストールされたFirefoxアドオン
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またユーザーはどのウェブ・ページでもマルチ・ビューで閲覧できる。つまり3種類のレンダリング・エンジンによる3種類の描画を同一タブ内で表示することができる(垂直分割、水平分割、サムネール、カスケードの各表示が可能)。これはたいへん便利な機能だが、以前のバージョンで実現されていてしかるべきだったと思う。

スクリーンショット:マルチビュー
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その他の改良点としては、従来いささか煩雑でごたついた印象があったユーザーインタフェースが簡素化されて見やすくなったこと、ミニマップなど専用アドオンを表示できるフロートするサイドバーが付け加えられたことなどがある。

私はLunascape 6.0をここ数日テストしてみた。多少のバグはあるものの、ベータ版としては満足できる安定性に仕上がっている。今回のバージョンアップはそれほど大きなものではないが、Firefoxアドオンのサポート、ユーザーインタフェースの一新でLunascapeがいっそう使いやすくなったことは確かだ。試用してみる価値があると思う。究極のブラウザを目指す競争は続行中だ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01