GoogleがDNS事業に参入。その意味はこうだ

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GoogleがDNS事業に参入。その意味はこうだ

先ほどGoogleは、同社をDNSサービスプロバイダーとして利用できる新サービス、Google Public DNS発表した。ユーザーにとっての利点は、理論的にこれまでより高速かつ安定したブラウジング体験を得られ、悪意のあるサイトに対するセキュリティーが強化されること。Googleの利点は ― 山ほどデータが増えることと、多少の増収の可能性。

基本的な使い方の解説はこちら(Googleは、電話によるサポートまで行っている)。

同サービスと直接競合するのが、OpenDNSSequoiaとGreylockが出資している4年目のサービスで、利用数、収益ともに非常に大きな伸びを見せている。OpenDNSは、1日当たり200億件のDNS問い合わせを処理しており、エンドユーザー数は1500万人に上る。これがOpenDNSのしくみだ。

2008年に、OpenDNSは1日当たり$20,000の収益を上げていたが、当時の問い合わせ数はわずか70億件/日だった。

金儲けのしくみはこうだ。ユーザーが打ち込んだURLが解決できないと、DSNサービスは自社で用意した着地ページを検索結果と広告共に表示する(アップデート:Googleは、OpenDNSがやっているような検索結果のリダイレクトをしていない。妙だ)。そして企業は、従業員が悪質サイト(ブロックされる)やその他のサイト(ポルノ、Facebook等々)に飛ばないようにと、この種のDNSサービスに喜んで金を払うのである。

アップデート:OpenDNSからGoogleの新サービスに対する反応はこちら

アップデート2:Google Public DNSプロダクトマネージャーのPrem Ramaswamiと話をした。彼の目標は、DNSのレスポンスのスピード、セキュリティー、正確さだという。GoogleではDNSプロトコルの文字通りに従うと言い、それは問い合わせのブロックやハイジャックやフィルタリングを一切しないという意味だ。スピードがすべて。Premがこのページを教えてくれた。スピード改善の詳しい技術的解説が書かれていて ― これをコミュニティーに公開している。

プライバシーについて:ポリシーはこちら。何が収集され、どれだけの時間保存されるかが書かれている。集めるデータは、IPアドレス(最大48時間保存して、サイトの悪意のある行動を見つける)、ISP情報および地理的情報(いずれも2週間)。こうしたデータをGoogleアカウントと関連付けることは一切ないと同社は言っている。

Premによると、平均的ユーザーで1日に約1000件の問い合わせを行うという。

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(翻訳:Nob Takahashi)