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Apache CouchDBの作者たちがサポート会社Relaxedを立ち上げて$2Mの資金を獲得

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筆者: David Diaz, TechCrunch
Couchdb-logo

RelaxedApacheのCouchDBをベースとする開発とコンサルティングを行う、これまでは無名だったスタートアップだが、このほどRedpoint Venturesから$2M(200万ドル)を調達した。関連のSEC文書はここにあり、CEOのDamien Katzも今回の資金調達を認めた。Apache CouchDBの作者であるDamien Katz、J. Chris AndersonJan Lehnardtの3名が同社の執行役員として名を連ねている。

CouchDBは無料のオープンソース製品で、ドキュメントをインデクシングする方式のデータベースサーバ、クェリ言語としてJavaScriptを使う。CouchDBは大量の、厳密な構造を持たない文書データを検索可能な形で保存する。これに対し、従来のSQLデータベース(関係データベース)は、互いに関連づけられている複数のテーブル(表)という、明確な構造のあるデータを保存し利用する。

CouchDBは、今急速に伸びているNoSQL運動の一部だ。この運動はスキーマ(従来のSQLデータベースにおけるデータベースの構造定義データ)を拒絶し、自由な拡張が可能な…横(水平)方向にスケーラビリティのある…データベースを目指す。すでに大手企業が使用しているNoSQLデータベースとして、AmazonのDynamo、FacebookのCassandra、GoogleのBigTableなどがある。そのほかのNoSQL関連のプロジェクトとしては、Project VoldemortHypertableVPorkMongoDB、ApacheのHadoopなどがある。最近投資を得た企業がほかに二つある: それらはスウェーデンのNeo Technology(10月末に$2.5M)と10gen(11月に$3.4M)だ。

ApacheのサイトからCouchDBの説明を引用しよう:

“SQLデータベースではニーズの進化とともにスキーマと既存データの保存形式を更新しなければならない。しかし、新しいニーズはデータベースの最初の設計では予期されていないので、この更新作業が問題を起こすことがよくある。とくに分散データベースでは、すべてのホストのスキーマを更新しなければならないので、往々にして難工事になる。

CouchDBでは、スキーマが不要である。そこで、新しい意味を持つ新しいドキュメントタイプを既存のものへ並置的に加えてもとくに問題は生じない。JavaScriptを用いるビューエンジンは、新しいドキュメントタイプや、互いに似ているけど異質な複数のドキュメントを容易に扱えるように設計されている。”

Relaxedはまだ企業案内等を公表していないが、おそらくCouchDBを使用するデベロッパのサポートと、CouchDBの企業世界への普及活動が主業務であると思われる。CouchDBと同社の関係は、LinuxコミュニティとRedHatの関係に似ているようだ。いずれにせよ詳しいことは、来年初頭の同社自身の発表に待ちたい。

Relaxedの3人のファウンダは、これまでその名もずばりcouch.ioというCouchDBコンサルタント会社に関係していた。このcouch.ioで彼らはCouchDBのサポート、教育訓練、顧客元におけるCouchDBクラスタの展開の管理とサポートなどを行っていた。

CouchDBはまだバージョン0.10と若いが、すでに人気は高く、多くのWebサイトやソフトウェアプロジェクト(たとえばUbuntu)が採用している。CouchDBの概要をよく理解したいかたは、ここを見ていただきたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))