GoogleのAdMob買収の差し止めを消費者2団体がFTCに要求–広告支配力のモンスター化を恐れて

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Googleが最近明かしたところによると、Federal Trade Commission(連邦通商委員会, FTC)が、同社によるモバイル広告ネットワークAdMob$750M(7億5000万ドル)を投じた買収を熱心に調べていた。先週のGoogleの話では、FTCはこの買収に関する二度目の情報提供を同社に求めた。そして今日(米国時間12/28)は、2つの消費者団体、Consumer WatchdogCenter For Digital DemocracyがFTCに対し、独禁法違反と今後ありうるプライバシーの問題を理由としてこの買収の差し止めを求めた

この2団体はFTC宛ての共同書簡(下に埋め込み)で、GoogleによるAdMobの買収はモバイル広告市場における競争を衰退させ、消費者と広告主とアプリケーションデベロッパなどの不利益をもたらすおそれがあると述べている。AdMobはモバイル広告におけるトップ企業であるが、Greystripeをはじめ、競合他社の数も多い。AdMobがGoogle傘下となった場合、それらの競合他社やモバイル広告市場全体に、実際にはどんな悪影響が及ぶのだろうか。

その書簡は、消費者のプライバシーに関する懸念も表明している。両団体は、GoogleとAdMobの両者が、消費者の行動や所在に関する大量の情報にアクセスすると主張している。通常、消費者団体が独禁法に関する調査と並行してこのような主張を行うのは、当該企業に対するFTCの関心がもっとも高くて濃密な時間を、有利に利用したいからである。

GoogleはAdMobに関して大きな野心を抱いており、これはGoogleにとって、2007年のDoubleClickの買収($3.1B(31億ドル))以降久しぶりの大型買収である。モバイル広告の急伸がGoogleの関心をとらえ、今回のAdMob買収によってこの方面の支配権を握るものと思われる。一方AdMobの売上は3年後に$100M(1億ドル)に達するとも言われており、これがGoogle傘下でAdWordsやDoubleClickと連動すれば、ものすごい利益をもたらすことになると思われる。


LtrFTCfinal

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))