リアルタイムウェブとTwitterエコシステムの規模を探る

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Twitt+eco

「リアルタイムウェブ」を測定するのは難しい、なぜならそれは従来型のウェブページだけに存在するわけではないからだ。ストリームリーダーやデスクトップクライアント、携帯電話の中にも存在している。しかもそれはTwitterとFacebookだけではない。bit.ly、TweetDeck、Seesmic、Tweetie、さらにはGoogleやBingのリアルタイム検索等、果てしがない。このため、comScoreを見て、米国で2009年12月にTwitter.comがユニークユーザー数2000万人で停滞を続けている(11月の1940万人よりわずかに増えた)とは言えても、これがTwitterエコシステム全体や、さらに広い意味でのリアルタイムウェブを表しているわけではない。

あるのは、Twitter CEOのEvan Williamsが言った、先週Twitterの利用が過去最高をマークした、という言葉だけ。総合的なデータは存在せず、comScoreのように間接的なデータしかない。しかし、betaworks(及び bit.ly)のCEO、John Borthwickが昨日(米国時間1/18)のブログ記事で、リアルタイムウェブの全体像とその急成長ぶりを知る手がかりになるデータをいくつか提示した。Borthwickは、リアルタイムウェブの先進的投資家の一人であり、bit.ly(最大のリンク短縮サービス)、TweetDeck(最大のTwitterクライアント)、Twitterfeed(TwitterにRSSフィードを流す主要な手段)をはじめ、数多くのデータに触れることができる。Borthwickが出しているデータも、傾向を示す間接的なものだが、啓蒙的ではある。

まずTwitterのデータである。同氏によるとTwitter APIの約50%が、Twitter.com以外のものだ。この数字は、人間ではなく行き来したデータを表すものなので、ロボットや機械によるクリックも含んでいる。Twitterの全体的リーチの規模を、より正確に推測するために、BorthwickはTwitterと「主要クライアントソフト」のGoogle Trendsデータを取り、それをTwitter.comのcomScoreデータと思われるグラフに、スケールを合わせて重ねた。その結果が上のグラフ(クリックで拡大)で、Twitterエコシステムが6000万人にリーチを広げ、そのうち2000万人がTwitter.com、4000万人がそれ以外から来ていることを示している。この分析によると、エコシステム全体はTwitter.com自体の2倍以上である。そして、米国内でTwitter.com自身が停滞しているのとは反対に、成長している。ただ繰り返しになるが、Borthwickが指摘するように、このデータは間接的なものにすぎない。

Twitterfeedchart

しかし同氏は、もっと正確なデータも提供している。例えば、bit.lyリンクのクリック数は、急激に伸びており、週に5億クリック(bit.lyが「デコード」した数)に上る。ここ書いている、「先週はbit.lyリンクのクリック数が過去最高で、合計5億6400万回クリックされた。1月6日には9800万デコードの新記録だった。」2010年1月8日、TweetDeckは1日の更新数が400万を越えた。そしてTwitterfeedは現在40万を越えるパブリッシャーによる80万件のフィードを取扱っている(上のグラフ参照)。

同氏は最後に、さまざまなデータを一枚のグラフにまとめることで、リアルタイムウェブの成長ぶりを、GoogleとAmazon(上のグラフの点線)に代表される従来型ウェブと比較している。Twitterエコシステム(赤い点線)に加えてFacebook(青)とMeebo(緑)のグラフもあり、いずれもTwitter以上の速さで伸びている。さらにbit.lyのデータが重ねられており、これはスケールが異なる。ごちゃごちゃしたグラフではあるが、見どころは、さまざまな色でリアルタイムウェブが表されていて、順調に成長しているところだ。

RT_2009

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(翻訳:Nob Takahashi)