iPadは次世代iPhoneの予告編だ

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発売前から騒がれていた製品は何でもそうだけど、iPadもネット上の世論を二分した。気に入った人たちは、これは世界を変えるデバイスの先駆けだという。反対派は、なんだかよく分からない製品だという。“でかいiPhoneじゃないか、iPhoneならすでに持ってるよ”。

実はiPhoneを今持ってる人たちこそが、iPadにいちばんコーフンすべきなのだ。買う気はなくてもね。発売の前からiPadは、iPhone OSに対する…そしていずれはiPhone本体に対する…さまざまな変更を匂わせていた。

リリースされたばかりのiPad SDKに見られる変化の多くは、iPad固有のものだ。たとえばiPadのアプリケーションはすべて(たぶんゲーム以外は)、横長と縦長の両方の画面で使えなければならない。今すでに14万ものアプリケーションがあるiPhoneには、とても持ち込めない要求だ。

しかしそのほかの変化は、今後必ず、iPadの小柄なお兄さんにも導入されていくだろう。Appleは例によって、このことを公式には認めていないし、それどころか、iPadのOSをiPhone OS 3.2と呼んでいるにもかかわらず、それがいずれiPhoneに乗るとも言っていない。

以下に、今後のiPad Nano iPhoneにも導入されそうなiPadの機能や特徴を挙げてみよう :

  1. Bluetoothキーボードのサポート

    この機能のことは、かなり前から言ってきた。それが、やっと搭載。iPad専用のキーボードの話を聞いたときは心配になったけど、Apple自身が良いニュースを知らせてくれた:

    iPadはBluetooth 2.1 + EDRを実装しているので、ワイヤレスヘッドフォーンやApple Wireless Keyboardなどのデバイスを接続できる。

    iPhoneのBluetoothスタック(QualcommのBlueMagic)はすでにそれをサポートしているのだから、Bluetooth Keyboardが使えないのはAppleの意図的な選択か、または入力システムの制限のせいかと思われた(後者はOS 3.2では解消しているので、デベロッパは自分のアプリの中で独自のキーボードを作ることもできる)。iPadでBluetoothキーボードが使えるのなら、iPhoneでも使えないはずがない。Appleが勝手に使えなくしているだけだ。

  2. サードパーティアプリがデスクトップとファイルを同期化:

    iPhone OS 3.2には、”UIFileSharingEnabled”というキーがある。これの意味は、Appleによれば:

    アプリケーションがユーザのデスクトップコンピュータとファイルを共有できる。iPadを接続するとユーザのデスクトップにiPadののフォルダが作られ、さらにその中にファイルを共有するすべてのアプリケーション用のサブディレクトリが作られる。ユーザはこれらのディレクトリから/へファイルを転送できる。

    コンピュータとiPadのサードパーティアプリケーションのフォルダのあいだで、ファイルをドラッグ&ドロップできるのだ。コンピュータにとっては、iPadが外付けハードディスクのようなものになる。たとえばゲームのレベルをデスクトップの上で書き換え、そのファイルをiPhoneに戻してゲームを続けることもできる。

  3. アプリケーションが独自のファイルタイプをサポートできる:

    iPhoneの上ではファイルを開くことがけっこう面倒くさい。特に、iPhoneがデフォルトでは認識しないファイルタイプの場合だ。アプリケーションにはそのファイルタイプを読めても、アプリケーションのフォルダにそういうファイルを入れるのが難しい。それぞれのアプリケーションがそのためのハッカー的な手段を編み出しているが、それらはとうてい、使いやすいとはいえない。

    iPadではデスクトップからそういうファイルをドラッグ&ドロップできるが、それがiPhone上で受信したメールの添付ファイルだったらどうする?

    今のiPhoneではメールのファイルをサードパーティアプリが開くことはできないが、iPhone OS 3.2,ではそれができる。だから、仕事で使う特殊なタイプのファイルを送っても、それをアプリケーションから読むことができる。つまりアプリケーションを、メールの添付ファイルから…そのファイルを開くアプリとして…立ち上げることができる。

    そういう特殊なファイルタイプを、iPadがデフォルトでサポートしているファイルタイプの仲間に加えることができるか、それはまだ明らかでない。

  4. PDFの作成をサポート:

    出張先などで、たとえばiPadのiWorkアプリケーションを使ってるとき、得意先の人たちが開けるファイルタイプなどをいちいち気にしているひまはない。でもPDFなら、今ではどんなコンピュータの上でも読める(し形式も変わらない)から安心だ。PDFにもそれなりの欠点はあるけどね。

    AppleはiWorkにPDF作成機能を持たせるはずだったが、結局OS本体にその機能を組み込んでしまった。だからサードパーティのアプリケーションも、それをそっくり使えるから、PDFの機能をわざわざ自分で持つ必要がないのだ。

  5. 1ギガヘルツのA4プロセッサ:

    ここ数か月で、ほとんどのスマートフォンが1ギガヘルツのチップを使うようになった。たとえば、Googleの世の中お騒がせのNexus Oneは、1ギガヘルツのCPUチップセット”Snapdragon”を搭載している。

    iPadの発表時にAppleは、そのタブレット機が1ギガヘルツの自社製プロセッサを使っていることを明かした。スマートフォンの競合機が続々1ギガヘルツを使っているとき、プロセッサを自社開発したAppleが次に何をするか、わざわざ書くのもかったるい。次のiPhoneも1ギガヘルツになるに決まってます!

そこで、どうでしょうか? iPadは次のiPhoneを暗示しているのか? 読者のみなさまのケンケンがくがくのコメントをお待ちします。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))