Sergey BrinがGoogle Buzzを半年使った経験を語る(ビデオと記者会見記事)

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今日(米国時間2/9)、Googleのソーシャル機能がGoogle Buzzへと大飛躍した〔日本語正式名は「バズ」〕。それはFriendFeedのような機能で、Gmailやモバイル検索、Google Mapsなどいくつかのサービスに組み入れられた(発表会のライブ中継がここにある)。発表のあとでGoogleの協同ファウンダSergey Brinが、ステージを下りて記者会見に応じた。本誌からはSteve Gillmor〔TechCrunch IT編集長〕が記者として出席した。会見のビデオと、Sergeyの発言の一部を書き起こしたものをここでは紹介しよう。

Brinは記者たちからのいろんな質問に答えている: Google Buzzについて、中国での状況、Googleとクリーンエネルギーの研究、などなど。新鮮さを感じた発言は、Brinが最終的には、ユーザがその都度メールとバズとIM(チャット)のどれかを選んで使い分ける状況をなくしたいと考えていること。つまり将来は、この3者が一体化するのか?

おことわり: このビデオは最初のうち音楽の音量が大きいが、数分でおさまるから我慢していただきたい。

Google Buzzの普及のために今後何をしていくか:
“情報のS/N比を上げることがうちの強みの一つだ。検索でも毎日、それに努力している。個人のコミュニケーションも、今では検索なみのスケールに達しているから、やはりS/N比の向上が何よりも重要だ。”

どうやってゴミをなくすのか。社内利用の段階で何を学んだか:
“それは今後のとても大きな課題だ。今たとえばレコメンデーションは、何らかの順位を利用してS/N比を上げようとしている。うちもそれを社内でテストしたが、社内という狭い環境でも、びっくりするほどノイズは多い。大きなスケールに適用できるアルゴリズムを見つけることは、一朝一夕ではできない。今のところはみんな、ノイズを我慢しながらいろんなレコメンデーションシステムを使っているのだ。今後必要な、今はまだない技術は、レレバンス技術(relevance technology, 人や状況に合った適切な情報を得るための技術)とでも呼ぶべきものだ。たとえばそのユーザはどんな記事が好きか、どの記事にコメントを書いたか、どれを読んでどれを読まなかったか、…などのデータを、今集めようとしている。最終的には、各ユーザが本当に関心を持つような情報集合を提供できるようになるだろう。”

Brinによれば、レコメンデーション技術はブラックボックスではなくオープンなものにしたい。ただしまだBuzzのチームと詳細については話し合っていない。

アクセスしやすい形でリアルタイム性をBuzzに持たせる件。将来、Google Waveの一部になる可能性は:
“しばらくBuzzを現状のまま動かしてみて、その経験から今後のことを決めたい。社内試用からも、すでに多くのことを学んだ。企業向け製品にも使いたいという熱い思いは、社内での試用経験からだ。でも、いろんな計画よりも、Buzzがこれからどう使われていくかが重要だ。メール(Gmail)への組み入れがいちばんうまくいったと思うから、Waveへの組み入れも当然考えていく。”

メールへのソーシャルサービスの組み入れは過去にあまり成功していない。Google Buzzがうまくいくと思う理由は何か:
“技術製品の歴史は、具体的な細部を見ることが重要だ。おおざっぱに、メールとソーシャルがどーのこーのと言っても意味がない。われわれは、具体的な細部を最高に正しくやりたいと考えている。そのための勝負が、今日から始まる。社内テストの結果にはとても満足している。しかしまだ、細部の詰めが必要だ。World Wide Webは成功したが、その前にTed NelsonのXanadu(1960年に作られたハイパーテキストプロジェクト)があり、それはコンセプトとしては完璧だったが成功しなかった。だから、大量の具体的なデテールと、もしかして運とタイミングが重要なのだ。なにかが、過去のなにかに似てるからだめだ、という議論は、あまりにも粗略すぎる。”

実際にBuzzを使ってみた経験は:
“社内で半年ぐらい使っている。ユーザは徐々に増えて、今ではほとんど全社的に使われている。社内のコミュニケーションが非常に充実する。今社内のどこで何が行われているか、とてもよく分かるようになった。誰が何を担当しているのか全然知らなくても、Buzzに質問を書けばどこからともなく答えがやってくる。まあ、ぼくをフォローしている社員は多いし、今はレコメンデーションをテスト中だから、ぼくが書いた質問は、それにぴったりの人にレコメンドされるのだろう。しかも、Buzzはメールのように強制的でないから、何を書いても人の邪魔をする心配がない。” 〔関連記事

ユーザはメール、バズ、IMを使い分けるのが困難では:
“今はなんでも、正しい選択をするということが、ストレスになっている。だから、あまり選ばなくてもいいようにしてあげることも、重要だ。メディアは何を使う?、誰に送るべき?、etc., etc. …人びとはこんな選択にいつも悩まされる。Google Buzzも、選ぶメディアの一つであることは確かだ。今後はもっともっと単純化していきたいが、Buzzではとりあえず、“誰に送るか”は決めなくていいからね。書きたければ、@xxxをいつでも書ける。ヘディングで相手を特定する必要がない(そもそもヘディングがない)。だからメールに比べると、とても気楽だ。でも、まだまだ単純化すべき部分はある。そのためにわざわざBuzzを選ばなくても、単一のインタフェイスからそれができるようになったっていいのだから”

Brinは中国のことを記者たちから何度も聞かれたが、彼はそのたびに、その件は会社のブログを見てくれと言うだけだった(ブログに書かれていることは会社のコンセンサスを表しているそうだ)。そして彼は、はっきりとこう言った: “まだ中国から撤退していない”。2006年の中国進出から今日までの経緯については、ビデオの15:45あたりで語っている。

記者会見の最後は、Googleのエネルギー政策や、今の経済状況の影響などに関するいくつかの質問だった。

[原文へ]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

“Sergey BrinがGoogle Buzzを半年使った経験を語る(ビデオと記者会見記事)” への3件のフィードバック

  1. Google Waveが未来なら、Google Buzzは現在だ…

    Google Waveが未来なら、Google Buzzは現在だ…

  2. グーグル・バズ(Google Buzz)に登録をしました #GBuzzjp…

    今日(2月11日)より、話題のグーグル・バズ(Google Buzz)というツイッター風サービスが開始されました。 皆様の登録はお済でしょうか?登録後、Twitterでつぶやきをしましたら、グーグル・バズでもご覧になれます。 注: 私をフォローするのにGmailのアカウントが必要です。…

  3. 「Google」BUZZ(バズ)オープンに併せてリアルタイム検索もオープン?…

    GoogleがBUZZ(バズ)というtwitterによく似たサービスをオープンしました。□「Google Buzz」はカジュアルな会話を楽しむ場、グーグル説明会 -INTERNET Watch 個人情報や本名がダダ漏れだという話もありますがこのあたりはしっかり設定しておけば大丈夫でしょう。□Togetter……

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