心配事が絶えない位置情報: Google Latitudeの位置通知はもっと困るね

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昨日一昨日は、位置情報とプライバシーをめぐるちょっとした騒動があった。Please Rob Meが、位置のアップデートをトゥウィートするのはヤバイよと問題提起をし、Foursquareが反論した。しかし実は、Googleがもっとヤバイことをしているのだ。

Google Location Alertsは11月に位置履歴機能とともにベータテストに入り、すでに足かけ4か月になるが、利用者数は増えているようだ。そして一部のユーザが怒り狂っている。たとえば昨日受け取った2通のメールは、メールによる通知に友人の位置情報があるが、一体何これ?と言っている。そんな指定をしたおぼえもないのに、通知が来ているから、困惑するのも当然だ。

つまりGoogleは、ユーザのGoogle Latitudeのコンタクトが位置情報の共有を明示的に指定したときにアラートを自動的に送る(はずだ)。言い換えると、それはデフォルトで自動的に送られるのではない。Googleもこんな説明をしている:

アラートは位置を共有している近くの友人に、友人たちの一人だけがアラートをイネーブルにしているときでも送られます。

アラートのメールそのものを受け取らない指定もできるが、そのためにはLatitudeのサイトへ行かなければならない。

アラートのメールは、こんな内容だ:

Subject: Location Alert: Peter XXXX was nearby!

Google Location Alert

Peter XXXXX (XXXXXX@gmail.com) was within 800 meters of you in San Francisco, CA at 7:15 PM. Check Google Latitude to see where Peter is now.

〔Peter XXXXが近くにいる! Peter XXXXX(XXXXXX@gmail.com)が午後7時15分にカリフォルニア州サンフランシスコであなたから800メートルのところにいた。Peterの現在位置を知るにはGoogle Latitudeをチェックせよ。〕

位置情報は今後ますます重要だ固く信じているし、今起きているプライバシー問題もその多くは、技術の普及とともに沈静化するだろう。しかしこのアラートは、ぼくから見てもかなりヤバイ。とくに、「送るな」と明示的に指定しないと自動的に送られるから、まずい。

もっとおかしいのは、Googleのこんな説明だ:

あなたがこのアラートを受け取ったのは、あなたがあなたの位置をGoogle Latitudeを使ってPeterと共有し、友人が近くにいるときにはLocation Alertsを送ることを友人たちと指定したからです。Location Alertsは、友人たちの位置履歴に基づいて、友人が変わった場所にいるときだけ送られます。毎日の通勤のような日常的な位置移動に関しては送られません。Peterもこのアラートを受け取りました。

つまり、あなたのコンタクトが“変わった場所”にいるときだけ、アラートを受け取るのだ。位置更新をしょっちゅう受信するのはわずらわしいから、そのほうがいいだろう。しかしその“変わった場所”は、Peterがアラートしてほしくない場所かもしれない。もちろんPeterは明示的に「アラートのメールを送るな」を指定できるが、しかしLatitudeは常時動いているし、アラートをoffに指定することを忘れたり、無頓着な人のほうが、圧倒的に多いだろう。

「デフォルトでoff」でなくて「デフォルトでon、ユーザがわざわざ指定するとやっとoffになる」というこの問題は、Google Buzzのいろんな機能にもあって騒動になった(自動フレンド機能すらあったが、それは変更された)。これはWeb語で言うと、オプトアウト(opt-out)かオプトイン(opt-in)かという問題で、オプトアウト(デフォルトではon、ユーザが明示的にoffにする)は便利な反面、ユーザを困らせたり危険を招いたりすることもある。自分が指定したおぼえもないのに、自分の位置が人に知られてしまうことは、このオプトアウト問題の教科書的な例だ。

[ありがとうgreg]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))