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Apple、App Storeへの規制を強める―水着禁止、スケートタイツ禁止、ほのめかしも禁止

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ここ数日、われわれはセクシーなコンテンツを含むアプリをApp Storeからすべて削除するというAppleの行動に注目してきた。デベロッパー(とその収入の道)を何らの予告なしにApp Storeから投げ捨てるということだけでもAppleの決定には大きな問題がある。今やデベロッパーは「それならAPP Storeで許されるのはどういうアプリなのか? 」と真剣に知ろうとしている。どうやらAppleの新方針は、当初に考えられていたよりもさらに、締め付けが厳しいもののようだ。

先週、Appleは削除したアプリのデベロッパーに対して「過剰に性的なコンテンツが含まれていた」ことを理由として挙げた。そう聞くと削除されたのはソフト・ポルノに近いものだったのかと思うところだが、複数のデベロッパーの証言によれば、性的に扇情的なところは一切ない アプリだったという。削除されたアプリに含まれていた画像は水着やフィトネッス・ウェアだったという。一言でいえば、肌が露出している画像は一切禁止ということだ。

あるデベロッパーはApp Storeのレビュワーに対して匿名で新方針を次のように説明した。それによるとAppleは「いかなる目的であれ、性的興奮ないし刺激をもたらすアプリは今後一切許されない」と告げたという。Appleは禁止対象に水着(ビキニもワンピースも共に)が含まれるとした。このデベロッパーはセクシーな画像を含むアプリを多数削除されただけではなく、ワークアウト・ウェアを着た人気フィットネスモデルの写真を含むアプリ(プロテイン・パウダーのプロモーション用)まで削除された。デベロッパーは、これが削除されるならSports Illustratedの水着アプリはどうなるのかと尋ねた。Apple社員ははっきりした返事をしなかったが、スポーツ・イラストレーテッドのアプリも削除されるのではないかという感触だったという。

人気アプリWobble(これには性的な画像は含まれていい)のデベロッパー、Jon AthertonもApple社員から新しいルールについて話を聞き、その結果をまとめた禁止リストを自身のブログに掲載した。

1. ビキニの女性は禁止(スケートのタイツも禁止)

2. ビキニ・パンツの男性も禁止(男性のスケートタイツについては尋ねなかった)

3. 肌の露出は禁止(相手はこれを本気で言った。私はそれなら(イスラム女性の着る全身を覆う)ブルカならいいのかと尋ねた。すると相手は怒り出した。)

4. Wobbleアプリで女性のバストを揺する(wobble)ことができるのを暗示する可能性があるので、シルエット画像も禁止(これも本気だった。われわれは問題のシルエット画像を削除させられた)

5. 性的な暗示、ほのめかしはいっさい禁止(ベイビー、ブーブ、セックス、そういった単語はすべて禁止)

6. 性的興奮を模様させるコンテンツは一切禁止!! (上で禁止された画像で興奮する人間は多くないと思うがAppleの清教徒はWobbleで「過剰に性的」なコンテンツをいくつも見つけてくれたl!)

7. いかなるアプリも性的な内容を暗示してはならない(Playboyのアプリはまだ掲載されているが、今後はどうなる?)

われわれの知る限りAppleはこの新方針をどこでも公表していない(われわれはAppleに詳細を問い合わせたが返事がない)。上記の新ルールも、おそらくは確固不動のものではないだろうし、Appleは内容を故意にあいまいにしているのだろう。

しかしiPhoneには両親による規制機能が組み込まれているのだから、こうした規制をする意味がわからない。Appleはユーザーの年齢に応じて不適切なアプリをブロックすることが容易にできたはずだ。しかし本当の問題は、昨日も書いたとおり、AppleがiPhoneデベロッパーの利害を平然と無視している点だ。セクシーなアプリを作るデベロッパーをろくでなしと罵るのはたやすいが、iPhoneのユーザーにはセクシーな画像に数ドル払ってもいいと考える若い男性も多い。これは確立されたビジネス分野であり、この分野を専門にする大手雑誌社がいくつも運営されている。

私がインタビューしたデベロッパーの証言によると、昨年中、セクシーなアプリに対する規制のルールが始終変わるため、App Storeへの掲載を続けるためにApple社員とひんぱんに打ち合わせが必要だったという。たとえば(話を要約すると)「水着の女性の姿はよいが、モデルの女性が親指を水着の紐にかけているのは扇情的過ぎるからダメだ」などと言われたという。その写真を修正してアプリを再提出すると、今度は別の写真について同じくらい奇怪なクレームをつけられることもしばしばだったそうだ。デベロッパーは両親による規制機能が組み込まれれば事態は改善するだろうと望みをつないでいた。実際機能が提供されると少しの間、規制がゆるんだかに思えた。しかしAppleは明らかにまた考えを変えたわけだ。

問題のデベロッパーは昨年App Storeで$30,000の収入を得ていたのに、今やそれをまったく失うこととなった。Wobbleには毎日$500程度の売上があったが、現在は$10にも満たない。Appleはこうしたデベロッパーにセクシーなアプリを作り、登録することを許可しておいて、それがビジネスになった途端に何の謝罪もなく、いきなり彼らを投げ捨てた。Appleにとってはデベロッパーは単なる消耗品なのだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01

“Apple、App Storeへの規制を強める―水着禁止、スケートタイツ禁止、ほのめかしも禁止” への6件のフィードバック

  1. あい より:

    Appleってつまんねえ会社だな。

  2. […] から、セクシーなアプリを削除し始めました。どうやら水着禁止、スケートタイツ禁止、ほのめかしも禁止らしいです。しかし、iTunes のページを見ると Sports Illustratedの […]

  3. […] 全体として見れば、この措置でスパムまがいのアプリの数は減り、ユーザー体験が改善されることは確かだろう。しかしAppleがセクシー・アプリ浄化作戦を始めたときに私が書いたとおり、こうした突然の方針転換はデベロッパーに恐怖を抱かせる。単純なアプリケーションもApp Storeで販売を認めるというメッセージをデベロッパーたちに送っておいて、またもAppleは気を変えた。Appleがいつなんどき気を変えて、唯一の販売チャンネルから締め出しをくうかわからないのでは、iPhoneアプリ市場に参入することをためらうデベロッパーも出てくることだろう。 […]

  4. ささみ 120g より:

    Appleって、グラフィカルなUIでクリエイティブにどうの、とか言ってるけど、全然クリエイティブが何かわかってないよね。

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