Apple、特許権侵害でHTCを訴える―標的はまさにAndroid

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今日、Appleは携帯電話メーカーのHTCを特許権侵害で訴えたことを明らかにするプレスリリースを発表した。プレスリリースはAndroidにもGoogleにも触れていないが、下にエンベッドした訴状の内容を検討すると、実際の標的は明白だ。予期されたとおり、この訴訟はまさにAndroidに対するものだ。無論、HTCは最大のAndroid端末メーカーの一つである。

デラウェア州の連邦地方裁判所に起こされた訴訟の対象は、「携帯電話、スマートフォンを含むモバイル通信デバイス、特にAndroid OSを搭載した機器(以下「対象製品と呼ぶ」)だ。Appleは連邦地裁と同時に、多数のHTCのAndroid 携帯(Nexus One、Magic/myTouch 3G、 Dream/G、Hero、Droid Eris等を含む)を対象として連邦国際貿易委員会にも提訴している。最大のAndroidメーカーを提訴することでAppleはすべての携帯電話メーカー、ひいてはGoogleに対して警告を発したものとみられる。昨年、GoogleのCEO、Eric SchmidtがAppleの取締役を辞任した理由もこうなると明らかだ。いよいよ戦端が開かれた。

対象となる特許の少なくとも一つ(No. 7,479,949)はSteve Jobs自身が発明者として登録されている。内容は「一つまたはそれ以上の指の動きをタッチスクリーンで読み取ることによってコンピュータのグラフィカルユーザインタフェースとして利用する」(マルチタッチ)というもの。Appleが侵害を主張する特許の一覧は下記のとおり。〔英文のまま〕

このリストには10件の特許しか列挙されていないが、Appleは侵害された特許の数を20としている。AppleはITCに対してもう一つ別の訴訟を起こしているので、おそらくそちらに残りの特許が含まれているのだろう。

  • Patent No. 7,362,331: “Time-Based, Non-Constant Translation Of User Interface Objects Between States”
  • Patent No. 7,479,949: “Touch Screen Device, Method, And Graphical User Interface For Determining Commands By Applying Heuristics”
  • Patent No. 7,657,849: “Unlocking A Device By Performing Gestures On An Unlock Image”
  • Patent No. 7,469,381: “List Scrolling And Document Translation, Scaling, And Rotation On A Touch-Screen Display”
  • Patent No. 5,920,726: “System And Method For Managing Power Conditions Within A Digital Camera Device.”
  • Patent No. 7,633,076: “Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices”
  • Patent No. 5,848,105: “GMSK Signal Processors For Improved Communications Capacity And Quality”
  • Patent No. 7,383,453: “Conserving Power By Reducing Voltage Supplied To An Instruction-Processing Portion Of A Processor”
  • Patent No. 5,455,599: “Object-Oriented Graphic System”
  • Patent No. 6,424,354: “Object-Oriented Event Notification System With Listener Registration Of Both Interests And Methods”


Apple vs HTC
Apple Vs. HTC (ITC complaint)

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01

“Apple、特許権侵害でHTCを訴える―標的はまさにAndroid” への5件のフィードバック

  1. […] 法律的には自分とは関係ないことについてGoogleが、こうやって自分から進んで声明を出すのは、やや異例だ(本誌からのメールへの返事ではない)。でも、すでにみんなが気づいているように、この訴訟の本当の対象はHTCではなくGoogleのAndroidオペレーティングシステムだ。そしてGoogleも、そのことをよく知っているようだ。 […]

  2. […] Apple、特許権侵害でHTCを訴える―標的はまさにAndroid […]

  3. […] Appleが、Andoroid Phoneによる特許侵害の件でHTCを訴えたのも無理はない。10月から1月において、Androidの米国内スマートフォン利用者全体におけるシェアは4.3ポイント伸びて7.1%となっている。データはcomScoreによるもの。Androidのこの伸び率はトップ5のスマートフォンプラットフォームでも首位となるものだ。Appleのシェアはほぼ横ばいで25.2%(0.3%の伸び)、RIMのBlackberryは1.7%増加して43%となっている。 […]

  4. […] Appleは訴訟でAndroidへの攻撃を強める一方で、ますます多くのデベロッパーの離反という事態を招く危険を冒している。 今日(米国時間3/15)、またもう一人有力デベロッパーが敵陣に投じた。著名なソフトウェア・エンジニア、ブロガーのTim BrayはAndroid OSの開発を助けるためにGoogleに加わることを発表した。 […]

  5. […] 急成長が続いているAndroidは、それとともに訴訟される機会も増えている。でもそれらの訴訟がおかしいのは、Androidがあくまでも間接的な標的であることだ。つまりAndroidに関してGoogleを訴えるのではなく、Androidを搭載した携帯電話を作っているメーカー企業が訴えられている。たとえば、AppleがHTCを訴訟した件も、その典型的な例だ。 […]

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