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メディアが「ソーシャル化」する意味とその方法:Huffington Post、読者にfoursquare風バッジの提供を開始

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The Huffington Postが続々とソーシャルネットワークの活用を進めている。最新のアプローチとして、foursquare風にバッジの提供も始めた。現在バッジの対象となるのは、数多くのコメントを書いたりFacebookやTwitterを使ってHuffPostの記事を共有している人(Superuserバッジ)、多くのファンやフォロワーを集めている人(Networkerバッジ)、あるいは不適切なコメントを通知した人(Moderatorバッジ)の3種類だ。登録利用者向けのプロフィールページのリニューアルも行い、これまでに投稿したコメントやフレンドないしフォロワーが表示されるようになった。

The Huffington Postは昨年夏にHuffPost Social News networkを立ち上げ、Facebookアカウントでログインできるようにしており、友人やファンたちとの交流が行えるようにした。そして後にTwitter、Google、およびYahooを使ってログインできるようにもしている。「ソーシャルメディアの良いところを取り入れていきたいのです」とArianna Huffingtonは語っている。「多くの人に読んでもらえるようにするには最善の方法だし、将来的にはもっと重要な要素になってくると思う」。

今後の成長を語るThe Huffington Postではあるが、既に相当な規模をもつに至っている。開設当初の5年前は政治を扱うブログのひとつだった。今ではアメリカ国内で月間2300万(comScore、2010年3月のデータ)の読者を集めている。この数字はNYTimes.com(1330万)よりも大きい。取り扱う話題も、現在はメディア、エンターテインメント、スポーツ、ビジネス、およびニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、およびデンバーのローカルニュース等、20以上のカテゴリに増えている。来月には「アート」カテゴリもオープンし、その後には「トラベル」セクションの開設も予定されている。多様な読者を集めるようになって、「政治」部門が稼ぐトラフィックの割合は今や4分の1以下になっているとのことだ。

2300万読者のほとんどは、普通にたまたまやってきた読者だ。しかし80万人はHuffPost Social Newsにプロフィールを登録している。ログインしてThe Huffington Postのコンテンツを読み、そして月間230万のコメントを記す。サイトには管理人もいるが、「市民のメディア環境を守り」、「荒らしの跋扈を防ぐため」に読者自らも不適切コメントの報告などを積極的に行っている。Moderatorバッジを取得した人は、不適切コメントの削除を行うこともできるようになる。

The Huffington Postの成長は、FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークで情報の共有を行う人に支えられているものだ。今回導入されたNetworkerバッジも、そうした情報共有行為を積極的に促すものだと言える。サイト内にはFacebookやTwitterのボタンを配置し、さらにそうした情報共有を行いやすいようにもしている。ソーシャル共有を介しての読者層の広まりは「トラフィック拡大の面でもっとも急速に成長しています」とCEOのEric Hippeauは言う。「検索経由のアクセスも多いのですが、ソーシャルネットワーク経由の方がはるかに急速な成長を遂げています」。

言い方を変えれば、The Huffington Post自体がソーシャルネットワーク風になってきており、FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークを活用することでさらに成長を続けているということだ。

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(翻訳:Maeda, H)