MicrosoftがAppleやGoogleと同調"Webの未来はHTML5だ"–IE固有仕様がやっと一掃へ

次の記事

20年前World Wide WebをTBLと一緒に作った人はなぜFacebookが嫌いか(ビデオインタビュー)

本誌は、2010年がHTML5のビッグバンの年だなんて言ったっけ? HTML5はAppleとGoogleが大プッシュしているし、これからはMicrosoftもだ。Internet Explorer 9が出たときには、それはHTML5をサポートしており、Web全体への対応性もこれまでのIEに比べずっと良くなるはずだ。

“Webの未来はHTML5だ”、MicrosoftのIE担当ゼネラルマネージャDean Hachamovitchが、Webビデオに関するブログ記事にこう書いてる。Microsoftは今後もFlashをサポートするが、しかしHTML5とFlashは仲が良くない。Microsoftが今後HTML5を表看板にすれば、Webサイトのデザイナーはまた大きく、Flashから解放されることになる。

このブログ記事は、HTML5のビデオでMicrosoftがH.264コーデックのみをサポートする計画だ、とはっきり書いている。Flashのプレーヤーも今ではH.264をサポートしているが、H.264のビデオが世間に増えればそれは、IE9、Safari、ChromeなどのHTML5ブラウザでそのまま再生できるから、Flashのプレーヤーはますます要らなくなる。

AppleのCEO Steve Jobsがきのう(米国時間4/29)の、<むかつくFlashはもう要らない談義>で、H.264のほうがずっとモバイルフレンドリーだと言ってる:

ビデオの再生時に電池寿命を稼ぐためには、ビデオ信号のデコードをハードウェアでやる必要がある。ソフトウェアでデコードしたら、電力を食い過ぎる。今のモバイルデバイスはH.264というデコーダのあるものが多い。これは業界標準としてBlu-ray DVDプレーヤーに必ず使われているし、Apple、Google(YouTube)、Vimeo、Netflixなど多くの企業が使っている。

Flashも最近H.264をサポートするようになったが、Flashを使っているWebサイトのビデオのほとんどすべてが、現状では古い世代のデコーダを要求し、それはモバイルのチップが実装していないからソフトウェアでやる必要がある。その差は驚異的だ: たとえばiPhoneでは、H.264のビデオは最大10時間再生できるのに対し、ソフトウェアでデコードするビデオは5時間足らずで電池寿命が尽きる。

Hachamovitchはもっと気を遣った言い方をしている。彼も”Flashにはやや問題があり、とくに信頼性とセキュリティとパフォーマンスの点で不満だ”と書いてはいるが、しかしFlashに依存している消費者はあまりにも多いから、MicrosoftはAdobeと協力して今後も改良に努めていく、と言い添えている。

そしてFlashが十分に改良されなかったら、…、そのときはHTML5がもっと大々的にWeb全域にわたって普及するだろう。MicrosoftとAppleとGoogleという三巨頭が歩を揃えれば、必ずそうなる。

[原文へ]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))