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トヨタとTesla社は今日(米国時間5/20)パロアルト市のTesla本社で、両社が新規に提携したことを発表した。両自動車メーカーは新型電気自動車の開発技術で協力し、トヨタはTeslaの普通株式$50M(5000万ドル)を購入する。記者発表にはカリフォルニア州アーノルド・シュワルツネガー知事、TeslaのElon Musk CEO、トヨタ自動車の豊田章男社長が列席した。

シュワルツネガー氏はこれをカリフォルニアの「爆発」(ポジティブな意味であり、ターミネーター的な意味ではないと思う)と呼び、カリフォルニアの環境政策と経済にとっての勝利である評した。同知事はこれで州の苦しい経済に1000人分の職が生まれると予測している。

「トヨタは革新と品質そして維持可能な機動性へのコミットメントの上に築かれている会社です。トヨタがTeslaに出資、提携する決断を下したことは、大変光栄であり当社のテクノロジーは強力なお墨付きを得ました」とMuskが声明で語った。「私たちはトヨタの伝等的なエンジニアリング、製造、生産の専門知識を学び取ることを楽しみにしています」。

さらにTeslaは、フリーモント市のNUMMI工場を引き繋ぎ、2012年から同地でモデルS EV(7座組SUV)の生産を行う予定であることも発表した。Teslaでは、生産が軌道に乗れば同工場で2万台の電気自動車を生産できると期待している(Muskは生産開始からこのレベルに達するまでには1年かかると予想している)。現在同社は拡大のペースに合わせて毎月50名従業員を増やしており、今後さらに加速するだろうとMuskは言っている。今後数年のうちに、Teslaが2000人規模に成長すると予想することに無理はないと彼は言う。その約半数がNUMMIで働くことになる。【訳注:NUMMIは1984年に設立されたトヨタとGMの合弁工場で、今年4月1日に閉鎖された】

シュワルツネガー知事が今日(マウンテンビューのGoogleイベント中)予定外に、トヨタがTeslaと提携してカリフォルニアで電気自動車を製造すると発表した。報道による。この思いがけない発表によって、西海岸時間5 pmから行われたTeslaの記者発表はにわかに注目の的となった。

トヨタにとってはカリフォルニア、そして全米市場のご機嫌をうかがうチャンスであり、Teslaにとっては自動車メーカーとしてごくニッチなプレーヤーから国内自動車市場の一大勢力へと変身するために、トヨタのリソース(特に現金)は願ってもない手助けだ。もちろんTeslaの主要自動車会社との提携はこれが初めてではない。昨年同社はダイムラーと、$50M(5000万ドル)と引き換えに株式の10%と技術供与を行う契約を結んだと報じられている。

Teslaは、資金集めに困ったことはあまりない。出資者の顔ぶれはGoogleのSergey Brin、Larry Page、Capricorn Management、Compass Technology、JPMorganら、長い長いリストが続く。米国エネルギー省までも、昨年Teslaに対して$465M(4億6500万ドル)の低金利融資を行っている。資金調達はともかく、Teslaが本当に苦心しているのは、その土台に建てるビルディングである。同社はこれまでほぼすべての四半期で純損失を出している ―― 出資者らはTeslaが生産を本格的に拡大して廉価なモデルSセダンを供給できるようになるまで、さらなる純損失を覚悟する必要がある。

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(翻訳:Nob Takahashi)