Twitter、全リンクを公式短縮サービスt.coに変換へ

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Twitterのリンクに大きな変化がやってくる。Twitterブログについ先ほど公開された記事で、近く同社がTwitter上で共有されるリンクのすべてを、新公式リンク短縮サービス t.co を使って変換すると発表した。この夏のある時点から、Twitterのウェブクライアントでもサードパーティー経由でも、リンクを共有すると必ず、t.co/****** の形式に変換される。

ではこれはTwitterエコシステムにとって何を意味するのか。Twitterの製品担当VP、Jason Goldmanによると、この機能には目的が三つあるという。第一に、Twitterのスパム摘発に役立つ。これは、各リンクを正確に監視することによって、悪意の恐れのあるリンクをユーザーに警告できるからだ。第二に、ユーザーにとってリンクのジャンプ先がどこであるか理解しやすくなる(詳しくは後述)。そして第三に、Twitterの分析に役立つ、これはPromoted Tweetsに関係する。Goldmanによると、Twitterは現在この機能をプレアナウンス中で、3つのアカウントのみで機能を有効にして、デベロッパーコミュニティーに今後起きることへの注意を喚起している。

t.coのややこしいところは、多くのユーザーが殆ど意識しないだろうということ。それは、Twitterが各ツイートにメタデータを挿入して、たとえ t.co を経由してルーティングされても、クライアントが原URLを表示できるようにしているからだ。例えば、私が TechCrunch.comへのリンクを共有すると、私のツイート中のリンクは、 http://techcrunch.comと表示されるが、実際にはユーザーがお気に入りのテク系ブログにたどり着く前には、静かに t.co を経由している。もう一点間違えやすいことがある。自分のツイートには展開されたリンク(かなり長いものもある)が見えている場合でも、各リンクは140文字制限中の20文字としてしか数えられていない。それは、t.coリンクはどれも必ずぴったり20文字だからだ。

Goldmanはこう言う、「ゴールは t.co のブランドを確立することではありません」。Twitter上で共有されるリンクの透明性を高めるためだという。

これは、bit.lyをはじめとするリンク短縮業者にとって嬉しいニュースではないが、必ずしも引導を渡すものでもない。Goldmanは、bit.lyの付加価値サービスである分析機能やカスタム短縮ドメインなどは、t.coでも正しく動作すると言っており、もちろんユーザーはbit.lyを一般的なリンク短縮目的に使うことができる。肝心なのは、今bit.lyのようなサービスでリンクを共有している人のほとんどが、彼らの使っているTwitterクライアントがデフォルトでそうしているからにすぎないということ。そういう人たちにとって、もはや短縮サービスを利用する明白な理由はない。Twitter自身がリンクの短縮を受け持つことになるのだから。

今日のニュースはサプライズではなかった。去る3月からTwitterは、フィッシング対策の一環として、ダイレクトメッセージを新しいリンク短縮サービス経由で配信している。Twitterが近々広くリンク短縮サービスを始めるのではないかということは、ユーザーもデベロッパーもわかっていたことであり、Twitterも4月にその計画を認めている

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(翻訳:Nob Takahashi)