目的物が検索サイトにあってもいいじゃないか–Bing Entertainmentは音楽/ビデオなどのストリームをその場で提供

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今日(米国時間6/22)発表されたBingのアップグレードは、iPhoneアプリケーションだけじゃない。なにしろMicrosoftが今回Bingに投入した新機能の数は100に迫る。最大の変化は、「エンタテイメント」という検索カテゴリが単独の検索サイトBing Entertainmentとして加わったことだ*。音楽や映画、テレビ番組、ゲームなどはここのほうが検索しやすい。SVPのYusuf Mehdiは、”今のWebにはあらゆるエンタテイメントが氾濫しているが、ほとんどの人は、それを実際に楽しむ前に、目当てのものを見つけるのに疲れ果ててしまう。そこでうちは、楽しむことの邪魔になるものをすべて排除した。ほんの数クリックで、目的の番組や音楽やゲームを見たり聞いたり遊んだりできる”、と言っている。〔*: 10/06/23現在は英語〜合衆国のコンテンツのみ。〕

Mehdiによると、検索全体の約10%はエンタテイメント関連だ。また10人のうち9人が、少なくとも月に1回はエンタテイメントを検索する。Bing Entertainmentは、音楽や映画、テレビ番組、そしてゲームに関して、これまでの検索よりも深い内容の、ビジュアル検索を提供する。

とくに違いがよく分かるのが、音楽の検索だ。およそ500万の音楽再生ストリームが、歌詞付きで、検索結果として返される。それらはすでに、MicrosoftのZuneサービスによりライセンス済みだ。1曲を完全に聴けるのは一人一回、その後の検索では30秒のクリップを聴ける(Googleも昨年の終わりにこれと同じような音楽検索を立ち上げた…Bingもやっと追いついたわけだ)。ねらいは、とにかく、音楽を簡単に見つけられて、全体または一部をすぐに聴けることだ。Amazon、iTunes、Zuneなどへのリンクがあるので、有料のダウンロードを買ってもいい。

曲をアーチスト名で探そうとすると。検索結果ページの上部に特別の回答ボックスが出る(それは非公式にBing Boxと呼ばれている)。そしてそこに、アーチストの画像や、人気曲のリスト、今後のイベント、そのアーチストのトゥウィート、公式サイトへのリンク、などが表示される。

映画の場合の回答ボックスには、スチル写真、あらすじ、ユーザの地元の上映時間、予告編のリンクなどがある。映画館の場所(地図)、駐車場、近くのおすすめレストランなどの案内もあるから、ユーザがこれから映画を見に行くということを意識した作りだ。テレビ番組では、ユーザの居住地域の番組表と、ときにはHulu、Viacom、CBS、さらにBing Videosの提携サイトなどからのストリームも提供される。映画の予告編やこれらの無料ストリームは、可能な限りBingの中で再生される。

ゲームの検索は、ゲーム機でゲームにのめり込んでいるティーンと、Web上のゲームでときどき遊ぶ層(お母さん?)の両方が対象だ。ゲーム専用機の場合は、攻略ヒント、ほかの人たちのリビュー、ウラワザなどが簡単に分かる。カジュアルなゲームの場合は、Bingの上で遊べるものもある(CheckersやBejeweledなど)。

このように、Bingの中でエンタテイメントを体験できる工夫ができるかぎり目一杯盛り込まれているから、たぶん滞留時間は増えるだろう。検索は、探しているリソースやコンテンツへ行くのが目的だが、音楽やビデオなどのデータは、このように検索エンジンそのものの中にも置ける。目的のものが検索サイトの上にある(こともある)という考え方は、検索の新しい姿かもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))