拡張現実のセカイカメラ、iPadおよびAndroid版をリリース。併せてAPIの提供によりソーシャルゲームにも参入

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東京に拠点を置くTonchidotが、セカイカメラを引っさげて2008年にTechCrunch50にて華々しく拡張現実の世界にデビューしてからしばらくの時間が経つ。TechCrunchでも、Tonchidotのその後について多くの記事を掲載してきた。簡単にまとめて言うなら「非常に素晴らしい」ということになる。今や対応端末も増え、数多くの機能が実装されている(iOS4をサポートしたiPhone版iPad版、およびAndroid版のいずれも無料で提供されている)。

ここしばらくのTonchidotの動きや、セカイカメラの未来について記してみようと思う。

まず、セカイカメラとはテキストメセージ、写真、および音声をエアタグと呼ばれる形式で好きな場所に配置することができる。配置されたエアタグはフキダシとアイコンによって表示される。エアタグのある場所の近くでセカイカメラアプリケーションを起動して内蔵されているカメラで辺りを見回すと、その場所に関連するエアタグをクリックすることができる。使ってみて楽しく、位置情報を活用する、拡張現実版ソーシャルネットワークとして利用することができる。

セカイカメラの誕生とこれまで

Tonchidotは2008年のTechCrunch 50にて、伝説となるプレゼンテーションを行った。ただ当時はセカイカメラについて懐疑的な意見も生むこととなった(プレゼンテーションのほとんどが実機でなくビデオで行われたことも一因)。しかし井口尊仁CEOは2009年2月にプロダクトの初期バージョンを用いたプレゼンテーションを行うことで、懐疑論を一掃した。

セカイカメラは日本のApp Storeで2009年9月より公開され、同年12月の世界デビューを前に、日本のiPhone利用者の間で一気に広がることとなった。同月にはシリーズAにて$4M(400万ドル)の資金を調達し、限られた人にしか与えられないCrunchies Awards 2009のBest Mobile App部門でノミネートされた。


2010年のセカイカメラと今後:API、iPadおよびAndroid版の登場、iPhone版のアップデート、そしてSekai Apps

Tonchidotの動きは現在さらに加速していると言って良いだろう。セカイカメラに外部アプリケーションからコンテンツを提供することのできるOpenAirというAPIの発表も行われた。コンテンツプロバイダとして参加を表明している企業のリストはこちらにある(現在のところ日本の企業のみだが、APIは全世界に公開されている)。

Tonchidotによればセカイカメラの利用者は全世界で100万を超えており、さらに急速に拡大中だとのことだ。5月にはiPad版セカイカメラもリリースされた(iPadにはカメラが搭載されていないが、それでも拡張現実の世界を味わえる。下にスクリーンショットを掲載しておいた)。iPad版ではもちろんセカイカメラの全機能を利用することはできない。しかし世界中の都市を「訪問」し、他のiPadないしiPhone利用者に向けてエアタグを作成することもできる。

また、数日前にはAndroid MarketにてセカイカメラのAndroid版もリリースされた(下にスクリーンショットを掲載しておいた)。Android版独自の機能も搭載され、47ヶ国で利用出来る。またシャープによって開発され日本市場向けに投入されたAndroid携帯IS01にはセカイカメラがプレインストールされている。

ただ、やはり今のところiPhone版の2.4.1に、多くの人の注目が集まっているものと思われる。App Storeにて新しいバージョンが公開されたばかりで、iOS4のサポートとプッシュ通知が目玉となっている。

尚、これまで述べたこと以外に、セカイカメラのエコシステム体系の中にゲームを導入したことも大いに注目を集めている。KA-BOOMと名付けられたこのゲーム(下にスクリーンショットを掲載)は気軽に楽しむことのできるもので、今後発表される「Sekai Apps」の第一弾だとのことだ。モバイル、位置情報、拡張現実、そしてソーシャル要素を備えたゲームは、今後大いに流行する可能性がある。この分野に大々的に参入してきたのはTonchidotが世界で初めてということになる。TonchidotではエコシステムをSoLARと名づけ、既に多数のゲーム開発会社が参入を表明している。

Tonchidotの井口CEOによると、さらに将来を見据えて次のような動きを行っているところだとのこと。

And Tonchidot is cooking up even more stuff. For example, CEO Iguchi told me that

  • セカイカメラのウェブ版が間もなく登場する(エアタグを見たり、ウェブサービス経由でセカイカメラと他のソーシャルネットワークを連携させることができるようになる)
  • 数週間以内に新たな資金調達についての報告が成される予定
  • アメリカおよびシンガポールでのオフィス開設を検討中(候補地策定中)

新たなニュースが入れば、改めてお伝えすることとしたい。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

“拡張現実のセカイカメラ、iPadおよびAndroid版をリリース。併せてAPIの提供によりソーシャルゲームにも参入” への1件のコメント

  1. 有頂天Poii より:

    ストリートビューに拡張現実はありかぁ〜〜(単なる仕掛け?)
    まぁ〜live showならあり得る訳かぁ〜〜ガッテン!!

    画面が小さいと見づらいがさぁぁぁ

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