GoogleはOracleのパテント訴訟を根拠レスと一蹴, オープンソースいじめの悪行と呼ぶ

次の記事

グループ支払いを簡単にできるWePayが$7.5Mを調達

昨夜(米国時間8/12)Oracleが、AndroidオペレーティングシステムをめぐってGoogleを提訴した。訴状は、GoogleがAndroidとそのDalvik仮想マシンによりJavaの7つの特許を侵害していると主張している。Oracleは昨年Sun Microsystemsを買収したことにより、それらの特許権も取得し、Androidが離陸した今、Googleから大金をせしめるつもりだ。ずっと沈黙を守っていたGoogleは、今朝(米国時間8/13)になって声明を発表した:

“Oracleが根拠のない訴訟によってGoogleとオープンソースのJavaコミュニティの両方を攻撃することを選択したのは、残念です。オープンソースのJavaコミュニティは1企業の領域にとどまるものではなく、多くの人たちがWebをより良い場所にするために日夜努力しています。弊社はオープンソースのスタンダードを強力に擁護し、彼らと一丸となって、Androidプラットホームを開発して参ります。”

ご覧のようにGoogleは、訴訟はコミュニティ全体を敵に回していると位置づけている(すでに多くのデベロッパがOracleの訴訟に反対意思を表明している)。しかしこの訴訟自体は、Googleが予期していたものだろう。Oracleが買収した直後にSunを辞めたJavaの父James Goslingは、自分のブログで、OracleがSunを買収した動機の一部はJavaのパテントだ、と言っている:

Oracleがついに、Googleに対してパテント訴訟を起こした。意外なことではない。SunとOracleの買収交渉の席で、われわれはSunとGoogleのあいだの特許の状況について、根掘り葉掘り聞かれた。そのとき、Oracle側の弁護士の目がきらきらしていた。特許をめぐって訴訟を起こすことは、Sunの遺伝子情報の中にはない。やれやれ…。

私はこの騒動に、巻き込まれたくない。彼らの訴件の中に私の特許は、たった一つあるだけだ(RE38,104)。

多くのデベロッパが彼に同調している。中でもとくに、GNOMEとMonoを手がけたMiguel de Icazaは、次のような洞察に満ちた記事を書いている:

Java MEとDalvikの作成をめぐるGoogleとSunの対立については、情報がほとんど公開されていない。世間の噂では、GoogleとSunはJava Micro Editionのライセンスをめぐって合意に達しなかった。Sunは、Googleと携帯電話機メーカーたちとのあいだに入ることによるさや取りをねらったが、これに対しGoogleは、完全にフリーなオペレーティングシステムの作成を望んだ。

合意に到達できないことが明らかになったとき、GoogleはJava Micro Editionに代わるプロジェクトを開始し、巧妙な技術的手法により両者(JavaとGoogleの新プロジェクト==Dalvik)を接合した。

言うまでもなく、SunはいわばDalvikによって出し抜かれ、孤立してしまった。もう、Googleや電話機メーカーからの巨額のライセンス料は期待できない。しかも今後はAndroid/Dalvikが、携帯電話にかぎらず多様な組み込み世界に置けるデファクト標準のJava開発ツール+Java仮想機械になりそうだから、誰も使わないJava Micro Editionと共に取り残されるSunの、未来の損失はさらに大きい。

Javaのパテントが法廷で争われたのは、これが初めてではない。2004年にはSunが、特許侵害と独禁法違反でMicrosoftから16億ドルをもぎ取った

[原文へ]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))