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[jp] ロボット開発からスモールビジネスまで。スタートアップの支援にはエコシステムが必要だ

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インターネットのオープン性や中立性をワイヤレスに対し免除する理由はない–誰もが守れるルールだ

1カ月に渡り香港でスタートアップ事情を取材してきた。香港サイエンスアンドテクノロジーパーク(HKSTP)、Cyberportといったインキュベーションプログラムを持った政府の支援する施設ではファシリティやプログラムの素晴らしさはもちろんのことだったが、そこで起業に取り組む人たちの熱気や生活に触れることができたことは大変よい経験だった。

取材を続ける中で、香港で活動しているRoger Marshall氏というベテランのエンジェルに出会うことがあった。

彼はHKSTPのインキュベーションプログラムが用意するエンジェルネットワークの1人でもあり、メンターとしてもこのプログラムに関わっている。

彼の話によれば、香港の投資事情は定番の貿易や不動産が今も人気(実際、取材中の新聞記事には香港不動産バブルの文言が踊っていた)で、ウェブなどの新興スタートアップに対する投資対応は遅れていたそうだ。国内の投資活動は主に彼のような個人投資家と伝統的な家族経営の企業がおこなっている。

新しい分野に取り組み、国にナレッジベースのビジネスを育てなければいけないーーこういった危機感からHKSTPのようなプログラムが生まれたのが10年前ほど。本格的に始動したのが2008年頃だから10年越しのプロジェクトということになる。

ファシリティの環境、インキュベーションプログラム、政府の支援、エンジェル投資家、そして企業投資。これらがバラバラではなく、ひとつのエコシステムとして相互利益を生み出す仕組みがなければ本当のインキュベーションは難しいのでは、と彼は教えてくれた。

ソーシャルウェブやフラッシュマーケティング、ロケーションベースなどのトレンドを取り入れている企業は既に記事としてご紹介させて頂いた。これからご紹介する4社もHKSTPのインキュベーションプログラムを受けている、もしくはそれを経て成長している企業たちだ。

日本でもOpen Network LabStartups2010など、起業家を育てようという動きは活発だ。今後もこのような起業家を支援する方法やプログラムについて注目したいと思う。

会話することでヘルスケアをサポートしてくれるautom

automは対話形式で毎日の食事を記録して、例えばカロリーを沢山取りすぎた場合などに指摘してくれるロボット。毎日データを取り込むことで学習してよりよい回答を用意してくれる。目に入っているカメラでこちらを向いたり、タッチパネルの質問に答えるといかにもロボットらしい声で回答してくれる仕草がとにかくかわいかった。

フィットネス関連のライフログサービスはとにかく日々のデータをどうやって取得するかが課題になる。入力のストレスを感じさせない方法としてはよいアイデアかもしれない。以下はautomのビデオ。

コンパクトな風力発電タービンを開発するスタートアップ

これは全くウェブサービスとは関係がないが、このインキュベーションプログラムがカバーしているスタートアップの例としてご紹介させて頂く。彼が作っているのは風力発電に必要なタービンーーそう。あの風車だ。グリーンテクノロジーは最近TechCrunchでも注目してこのようなサイトを立ち上げている。

ファウンダーのRonald Lam氏は従来の風車(よく広大な土地に大量に立っているあの風車)よりもよりコンパクトで効率のよい風車がデザインできると説明してくれた(例えば彼のコンパクトなタービンはビルの屋上に設置できる)。

このプロダクトがどのような可能性を持っているかの判断は難しいが、実際にプロトタイプを製作できる環境がこういったスタートアップに提供されるということのメリットを大きく感じる事例だった。風力発電に興味ある方はぜひ彼にコンタクトを。

教育のマネジメントからプロモーションまでを管理してくれるSchoolTrucks

SchoolTrucksBeez Networkが提供するスクール運営に必要なカリキュラム、先生と生徒の情報から請求の管理までひとまとめにしたラーニングマネジメントシステム。

語学やカルチャーなど様々なタイプのスクールに対してサービスを提供している。同様の機能をもったサービスとしてはBlackBoardや、最近ではよりソーシャルな環境を提供しているSchoologyなどがある。SchoolTrackerは他のサービスと違い、AdobeAirを使ったクライアントを使うことで、オンライン/オフライン問わず運用できるのが特徴だそうだ。

シンプルなCRMを目指すGearApp

カスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)のソリューションは大手SIerが個別に開発していた時代からパッケージソフト、そしてクラウド時代の幕開けと、提供方法が変わるに従ってより小規模な企業が低コストで採用することができるようになってきた。

香港をベースに活動するGearAppもクラウドベースでCRMソリューションを提供するスタートアップだ。顧客、イベント、会社別売上げなどいわゆるCRMに必要な情報をクラウドで管理することができる。よりシンプルに作ることで、Salesforceや他の競合との差別化を図っているとサービスを提供するe-SenseのCEO、Keith Tam氏は説明してくれた。日本語版も用意してある。

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