Google CEOエリック・シュミット:「あなたがどこにいるか、何が好きか知っています」

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ベルリンで行われているIFAの基調講演で、Google CEO Eric Schmidtが、音声入力検索、ストリートビュー検索およびGoogle TVのプレゼンテーションの締めくくりに、いかにGoogleが速さを重視しているか、現在の技術進歩がSFの世界、あるいは彼が言うところに“The age of augmented humanity”(仮訳:拡張人類の時代)に近づいているかを強調した。

IFA とは、Internationale Funkausstellungの略で、大まかに訳せば国際ラジオ見本市というところだ。プレスリリースで、IFAのJens Heithecker事務局長が、基調講演者の興味深い人選についてこう書いている。

「今日のGoogleは人々をインターネットに繋ぎ、80年前にラジオがそうしたのと同じように、世界を開きました。[Schmidt氏の基調講演は]1930年のアルバート・アインシュタインの基調講演と共鳴するものです。アインシュタインは、当時の新技術であったラジオについてこう言いました、「技術がコミュニケーションを可能にし、コミュニケーションが人々を繋ぐ」。

Schmidtがアインシュタインのように歴史に名を刻むかどうかはともかく、この基調講演はたしかに、いくつかの興味深い“big think” (偉大な考え)を示す言葉を残した。中には、彼の「誰もが自分の名前を変える権利を持つべきだ」スタイルに取りつかれたような発言もいくつか含まれていた。

「究極的に検索は、ウェブだけでなく、文字通りあらゆる情報 ― メール、関心のあるものを ― をあなたの了解の下に対象とします。これはパーソナルな検索で、あなたのため、あなただけのためのものです。

「私たちは、あなたが次に何をすべきか、何に関心があるかをお薦めできます。私たちは、あなたがどこにいるか、何が好きかを知っています。」

「近い将来、何かを忘れるということがなくなります。なぜならコンピューターが覚えているからです。もうわからなくなることはありません。」

うーむ。Schmidtが善意で言っているということはわかるが、そろそろ広報の専門家に頼むか友達でもいいので、「私たちは、あなたがどこにいるか、何が好きかを知っています。」のような発言が、少々無気味に感じることを彼に教えてあげた方がよい。特に今Googleが、テキサス州で反トラスト法に関する捜査を受けていることや、プライバシーに関する$8.5M(850万ドル)の訴訟で和解したばかりであることを考えると。

ちなみにSchmidtは、IFAにいる間に 先日の改名に関する失言にも触れた。「あれはジョークで言ったので、その場にいた人たちは爆笑していたのですよ。」

どうやらGoogle CEOは、世界一たちの悪性の「失言病」を患ったようだ。

基調講演の全編はこちらで見ることができる。

アップデート:どうやらSchmidtがこの「私たちは、あなたが誰かを知っています」ギャグを持ち出したのは、IFAが初めてではないようだ。ほぼ同じ言葉をWall Street Journalで数週間前に言っていた。

たとえば、誰かが道を歩いていたとする。Googleが集めたその人の情報によって、「私たちには、あなたが大体どこにいるか、大体どんなことに関心があるか、大体どんな友だちがいるかわかるのです。」

Googleは、あなたがどこにいるかも1フィートの精度で知っている。Schmidt氏はその可能性を想像することは聴衆に委ねた。牛乳が必要で、近くに売っているところがあれば、Googleが牛乳を買うよう知らせてくれる。この先の店に競馬のポスターがたくさんあることや、今読んでいる19世紀の殺人事件が次の街区で起きたことも教えてくれる。」

画像:Dullhunk

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)