update:ディー・エヌ・エーのngmocoの買収は本当だった――買収額は最大で4.03億ドル

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すでに米国発のTechCrunchで報じてはいたが、やはりディー・エヌ・エーによるngmocoの買収は本当だった。

本日正式にディー・エヌ・エーはngmocoの買収について発表した。

同社のプレスリリースによればngmocoの持分100パーセントを取得して子会社化し、買収対価の一部とするために第三者割り当てによる新株発行と新株予約件発行について決議したという。買収額は最大で4.03億米ドル(約342億円)。ただし、この中には業績連動に応じて2012年6月までに支払われるアーンアウト1億ドル(約85億円)が含まれていて、買収実行時は3.03億ドル(257億円)となっている。

この買収によって、ディー・エヌ・エーはngmocoのスマートフォンにおけるゲーム開発のノウハウとプラットフォームを手に入れることになる。ngmocoはiPhoneなどのスマートフォン向けにソーシャルプラットフォームのplus+ Networkを提供している。この買収によってディー・エヌ・エーが先行して提供していた海外向けのゲームプラットフォームMiniNationはplus+ Networkに統合されるという。

今後、ゲームディベロッパーに対して、ワンソースでモバゲータウンとplus+ Networkを通じて世界市場に向けて同時にゲームを配信できる環境を提供するという。

(追記)
ngmocoはiPhone向けにゲームを提供しているゲームメーカーの顔もあるが、広報によれば、ディー・エヌ・エーから見るとplus+ Network(以下、plus+)というプラットフォームが買収に至った大きな要因だったようだ。また、現在、ngmocoではゲーム開発エンジン「ngGame」(仮称)を開発しており、この開発環境を使えば、ゲームディベロッパーはplus+でも年内に提供が予定されているスマートフォン版のモバゲータウンでも、iPhone(iOS)やAndroidいずれもゲームを展開できるようになる。

ngGameの提供はサードパーティーへは来年の前半を目処としている。

なお、ngmocoについて補足しておくと、同社はアイテム課金型のソーシャルゲームを提供している2008年6月に設立された企業。ZyngaのiPhone版と以前の記事では書かれていたが、We RuleやWe Farmなどの農場系ゲームを筆頭にApp Storeでヒットゲームを生み出している。そういったゲームのソーシャルプラットフォームとなるのが、plus+で、2009年6月から提供を開始し、この9月時点では1,200万の登録ユーザーがあるという。またplus+で提供されるゲーム数はngmoco以外のものも含めて119タイトルあるそうだ。

ngmocoの2009年12月期のの売上は315万,6000ドル(約2億6,800万円)で営業利益はマイナス1,088万6,000ドル(約マイナス9億2,500万円)となっている。同純資産は2,671万7,000ドル(約22億7000万円)。

補足だが、ディー・エヌ・エーはiPhone向けゲーム開発ツールを提供するAurora Feintに出資をしている。Aurora FeintもソーシャルプラットフォームのOpenFeintを提供している。OpenFeintはディー・エヌ・エーのMiniNationにも採用されているが、今後OpenFeintへの対応についてどのようにするかは未定で、検討していく予定としている。