スティーブ・ジョブズ:「オープンシステムがいつも勝つとは限らない」

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Appleはしばしば、製品をもっとオープンにすべきだと批判され、ライバルのGoogleらは、AndroidがいかにiPhoneよりもオープンであるかを強調する。しかしSteve Jobsは、チップからソフトウェア、工業デザインにいたるまで、すべてを統合するべく厳格に制御するAppleのアプローチに悪びれることがない。今日行われたAppleの収支会見で、Jobsがこう指摘した、「オープンシステムがいつも勝つとは限らない」。

さらに彼は議論の見直しを求めた。「オープン対クローズドは偽装」だと彼は言う、「GoogleはAndroidがオープンでiOSがクローズドだという見方をしたがる。われわれはこれを不誠実だと思う。」iPhoneとAndroidの真の違いは、「統合対断片」であるとJobsは言う。「キャリアーやメーカーによって、何種類ものAndroid機で何種類ものバージョンのAndroidが動いている。デベロッパーはさまざまなAndroid機の上でアプリを走らせるために、アプリを複数バージョン作らなくてはならない。「ユーザーも調べなくてはならない。iPhoneならどのアプリも同じだ」。

本当の問題は、「ユーザーにとって何がベストか ― 統合か断片か。これはわれわれのシステムが持つGoogleに対する大きな強みだと考えている。正しく動作するデバイスを欲しがっているユーザーに売るためには、統合がいつも勝つとわれわれは思っている。当社は統合化アプローチを約束している。Googleの断片化アプローチに勝つことを確信している。」

JobsはAndroidを、iPhoneの最大かつ唯一の真のライバルであると考えている。会見が始まると、JobsはすぐにRIM(Blackberry機のメーカー)をこきおろした。「当社はRIMを抜いた、近い将来追い付かれることはないだろう。」

Androidとの競合について、Jobsは6月四半期にAndroidが先行したことを認めた。AppleがiPhoneに移行していた時期だ。しかし、次の四半期の数値を予測した時の彼はまるではしゃいでいるように見えた。Jobsは、「四半期ごとのAndroid出荷台数の正確な数値がない」ことに不満を言った。本誌ではGartnerなどの調査会社のデータを待っているところだが、Jobsによると毎日27万5000台のiPhoneなどのiOSデバイス(iPodおよびiPad)がアクティベートされている。行間を読めば、JobsはGartnerの四半期予測で再びiPhoneの出荷台数がリードすることを確信しているようだ。そうでなければ、この話を持ち出す理由がない。

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(翻訳:Nob Takahashi)