これは使える!―新MacBook Air、7時間ぶっ続け試用レポート

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さよう, Appleは今日CDを殺した

新しいMacBook Airのバッテリーがやっと空になった。これでとりあえず新Airの試用レポートが書ける。この記事は網羅的な評価ではない。私はまだこのマシンをアパートの部屋の外に持ち出してもいない。しかしMacBookAirに強い興味を抱いている読者のためにまずは第一印象を記しておきたい。

この1日私がテストしたのは13.3インチ・モデルだ。Appleイベントの会場で11.6インチモデルも触ってみたが、信じられないほど小さくて、携帯にはすばらしいマシンとは思ったが、0.5ポンド〔227g〕重くてもバッテリー駆動時間が2時間長い大型モデルの方を選んだ。この選択は正しかったと思う。私は文字通り一日中使ってみたが、さきほどようやくバッテリーが上がったところだ。

iPadのおかげで私は軟弱になってしまった。最近は5.6ポンド〔2.5kg〕のMacBook Proがおそろしく重く感じる。それにかさばりすぎだ。私はこのマシンで一度も光学ドライブを使ったことがない。まったくスペースと重量の無駄だ。新しいMacBook Airは光学ドライブを排除した。

結論として、今の時点では、私は新MacBook Airが大いに気に入っている。

MacBook Airは文字通りにも比喩的にも「キラー」製品だ。光学ドライブを「殺した」という意味でもキラーだ。光学ディスクは今やほとんど死んだも同然だという点については私がここに書いたとおりだが、Airは比喩的な意味でもキラー製品になりそうだ。こうしたコンピュータこそ多くの消費者が望んでいたものだと思う―つまり携帯性に非常にすぐれ、価格も手頃なMacだ。

一部には、初代のAirが大した成功を収めなかったから今度の製品も同じだろうという声があるらしい。しかし両者は見かけこそ似ているものの、全く違う製品だ。初代のMacBookAirは非力なわりに価格が高すぎた。新MacBook Airは一般ユーザー向けとしては十分なパワーがあって価格は$999から始まる(私のテストしたモデルは$1299)。

この7時間、ほとんどぶっ続けで使ってみたが、私の普段の仕事で新Airが楽に処理できないようなタスクはほとんどなかった。ブログを書き、いつもの通りウェブをブラウジングし、画像を編集し、ビデオを再生する等々だ。

いったいなぜ今まで必要もないのに、これの2倍も重いマシンを担いで歩いていたのかと思うと、少々ばかばかしくなった。よく分からないがMacBookProを買った理由は、たぶん2.8 GHzのi7 CPPUや8GBのRAM、デュアルグラフィックスカードなどの魅力によるものだろう。しかし考えてみると、私の普段の仕事にそこまでのパワーを必要とするものはないのだ。他のほとんどのユーザーにしても同じだと思う。

もちろんそうした強力なマシンを必要とするユーザーもいるし、だからこそAppleはMacBook Proを作っている。しかしAppleは標準のMacBook製品をAirに置き換えるべきではないか?一般の消費者が光学ディスク内臓モデルを買わねばならない理由はほとんどないと思う。

テストした13インチのAirは、1.86 GHz Core 2 Duoに標準の 2GBメモリー、NVIDIA 320Mグラフィックス・チップ1個という構成だ。私は2.13 GHz、4GBメモリーという上級モデルを試してみたい気もしているが、普段の仕事にはこれで十分だ。

このシステムに多少なりと負荷がかかった兆候を見せたのは、他ならぬFlashを再生したときだけだ。YouTubeのウィンドウを同時にいくつか開いたときにマシンが少々熱くなったのが感じられた。YouTubeの窓を閉じるとすぐに発熱はやんだ。AppleはFlashプレイヤーをプレインストールしていないので、AirでFlashを見ようと思ったらプレイヤーを手動でインストールするか、FlashがビルトインされているChromeブラウザをダウンロードすることになる。

発熱問題といえば、Flash再生時は別として、AirはMacBook Proほど熱くならない。違いははっきり分かる。それとAirはまったく無音である。Flashを動かしているときでさえ、発熱はするものの決して騒音は立てない。

予告されていた通り、ブート時間は驚くほど短縮された。電源ボタンを押してから作業が始められるようになるまで10秒から15秒だ。いままでのMacのどれよりもはるかに速い。これはAirの新しいフラッシュメモリー(AdobeのFlashではない)のせいだ。そのおかげで、スリープからの復帰は文字通り一瞬だ。むしろWiFiへの再接続の方が時間がかかる。

キーボードとトラックパッドはがっちりしている。膝の上に乗せていれば半分の重さだということが分かるが、操作感はMacBook Proと変わらないほど良好だ。

さらに13インチ・モデルで驚かされるのはディスプレイだ。解像度は1440x-900ピクセルで、15インチのMacBook Proと基本的に同じである。どちらかということになればやはりMacBookProの高解像度スクリーンの方が好ましいが、Airのスクリーンでもまったく不都合はなかった。これはうれしい驚きだった。私は13インチ・スクリーンではやはり狭さを感じるだろうと予期していのだが、ほとんど不便を感じることはなかった。

ひとつ言うとするなら、MacBook製品と異なり、Airのスクリーンには表面にガラスがないので、少々安っぽく感じる。もちろんガラスを省略したことが軽量化に大きく貢献しているのだが。加えて他のMacBookで問題になるガラスの反射による見づらさの問題も軽減されている。

13インチ・モデルはサイドにSDカードのスロットを1つ備えている。これは11インチ・モデルに比べて大きなメリットだ。実際この記事に掲載した写真を取り込むのにSDカード・スロットを利用した。

1日テストした感想としては、新しいMacBook Airは私がまさに欲しいと思っていたコンピュータのようだ。今までのMacBook Proと同様に日常の仕事がこなせて、はるかに軽い。どんなに軽いか、いくら強調しても足りないほど軽い。もう到底MacBookProに戻ることはできそうにない。

1週間テストしてみてからまたレポートしたいと思う。もしかすると、その頃にはやはり画面が小さすぎる、もっとパワーが欲しいとなどと’感じているかもしれない。CDドライブがないと困るとさえ感じているかもしれないが―いや、そういうことはどうもありそうにない。

〔日本版注:
本のAppleストアのページ

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01