PayPalがデジタルグッズ/コンテンツ用の小額支払いサービスを開始, Facebookはさっそく導入

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今年のPayPalの年次カンファレンス(米国時間10/26)で、同社の待望の小額支払いサービスが公開された。発表声明によるとこの新製品は、”インコンテクスト(in-context)*で摩擦のない支払いソリューションであり、消費者はわずか2クリックでデジタルグッズやコンテンツへの支払いができる。しかもその際、ゲームやニュース、音楽、ビデオなどのサイトを去る必要がない”というものだ。〔*: in-context, ユーザの現コンテクスト(ゲームならゲーム)を去らないでその場で支払いができること。〕

PayPalはこの製品を、ゲーム機に(ゲーム継続のために)25セント硬貨を放り込む行為のオンラインバージョンだと言っている。料金は12ドル以下の購入に対し5%+5セントで、通常の支払いシステムよりも安いとPayPalは主張する。たとえば、これまでのPayPalの料金では、1ドルのトランザクションが33セントの使用料を発生させる。PayPalのプラットホーム/モバイル/ニューベンチャー担当副社長Osama Bedierによれば、この製品を利用することにより、デベロッパや商業者にとっては、売上がすぐその場で発生する。しかもこの小額支払いでは、費用は(売上1ドルの場合)10セントである。デジタルグッズ用のPayPalは今秋の終わりごろ提供されるが、Facebookはその新しいデジタルグッズ用支払い製品をただちに導入する予定だ。

同社が発表したFacebook以外のパートナーは、Autosport.com、FT.com、GigaOM、Justin.tv、Ooyala、Plimus、Tagged、Tyler Projects、Ustreamなどである。

前にも書いたように、この製品は、ゲーム、オンラインコンテンツ、有料ビデオなどさまざまな業態における支払いをおしなべて簡易化するので、支払い業界にとっても意味が大きい。

支払いの仕組みは従来のPayPalのやり方とやや違うが、既存の支払いプラットホームのリーチを考えると、PayPalにとって大きな新収益源になるだろう。たとえば2009年のPayPalの総扱い額は720億ドルだが、そのうちデジタルグッズのトランザクションは20億ドルあまりだ。2010年前半では、13億ドルだから、全年では30億ドル程度になるだろう。実は、ソーシャルゲームにおける仮想グッズのアプリケーション内直接トランザクションの50%以上を、PayPalが扱っている。

Facebookとの契約も相当大きな意味を持つ。Facebook Creditやゲームなどを通じての毎日の小額支払いの流れが、ものすごく大きいからだ。FacebookのCOO Sheryl SandbergがeBayのCEO John Donohoeと共にカンファレンスのステージに立ち、PayPalとのパートナーシップを公式に発表した。

Sandbergによれば、PayPalはこれまでもFacebook Creditを買う主な手段の一つだったが、これからはFacebookからデベロッパへの支払いもPayPalから行われるようになる。Facebookは、PayPalのデジタルグッズ支払い製品も、近々ネットワークに導入したい、と。

Bedierによれば、この新たな支払いプラットホームがメリットをもたらすのは、ゲーム業界だけではない。ビデオ、ニュース、テレビなども、このデジタルグッズ支払いサービスを利用できる。たとえば、Ooyalaはこの支払いプラットホームの利用を開始して、有料コンテンツの料金徴収に使っている。

Financial Timesによれば、同社にはオンラインのニュースコンテンツに対する18万9000人の有料購読者がいるが、今後はその購読料の集金をPayPalの小額支払いサービスを使って行う。

PayPalは今回のカンファレンスで、埋め込み支払い(embedded payments)も発表した。これはデベロッパがどのサイトの上にも、ほんの数行のコードを書くだけで直接購入を挿入できるというもの。Facebookの上でも、それは可能である。つまり各サイト/ページ上の[Pay with PayPal](PayPalで払う)ボタンをクリックするだけで支払いができ、そのページを去る必要がない。同社はこの製品のデモを、Facebook上のPayvmentの店頭を利用して行った。

さらにおもしろかったのは、FourthWall Mediaの、PayPalを使った”Buy Button”のデモだ。テレビを見ているユーザがそのボタンを押して、自分のPayPalアカウントを使って買い物ができるのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

“PayPalがデジタルグッズ/コンテンツ用の小額支払いサービスを開始, Facebookはさっそく導入” への2件のフィードバック

  1. 2クリックかぁ。

  2. […] そのPaypalが“マイクロペイメントサービスを開始”というニュースがあった。マイクロではなく、でっかい動きになりそうだ。 […]

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