[jp]ビデオ英語学習のEnglishCentralがNTTインベストメント・パートナーズから100万ドルを調達

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英語が苦手な人にとって、勉強はしなければならないけれど……と思いつつ、なかなか面倒なものになっているかもしれない。でも、たとえば、スティーブ・ジョブスやオバマ大統領が英語の先生だとしたら少しは学習への意欲が湧くんじゃないかな。

Atlas VentureとGoogle Venturesが出資するEnglishCentralはビデオ教材を使った英語学習のサイトで、現在のところおおよそ15万人の会員が利用している。ビデオ教材の中には、メディアパートナーや二次利用可能な(たとえばクリエイティブ・コモンズなど)ビデオコンテンツが取り揃えられていて、スティーブ・ジョブスのスピーチやグーグルの製品説明(なんと、なつかしのGoogle Waveのものがあった!)、オバマ大統領のスピーチなどが用意されている。

そのEnglishCentralは今日、NTTグループのベンチャー投資部門であるNTTインベストメント・パートナーズから第三者割当増資によって100万ドル(およそ8,080万円)の資金を調達した。あわせて業務提携も発表している

EnglishCentralは米マサチューセッツ州に本拠地を置くが、現在のマーケットは日本のみで、日本市場向けにサービスを提供している。今回の提携では、NTTが進めるブロードバンドでの学習事業と連携を図っていくようだ。

少しEnglishCentralについて説明しておくと、スピーチに焦点をあてたオンライン上の英語学習教材で、音声付きのビデオ映像を見たあとに、その音声と同じスクリプトを自分の声で話したものを録音するという学習方法をとっている。録音した音声は音声認識技術によって自動解析されて、うまく発音できていない単語については、標準的な発音と自分の発音とを比較することができる。この発音の正確さなどで習熟度を図っていくシステムのようだ。音声認識の技術は日本人の発音にチューニングされていて、日本人が間違いやすいLとRの発音なんかをうまく認識できるようにしているらしい。

いまのところサービスは無料で利用できるが、今後はフリーミアムモデルの採用で、月額1,000円程度払えば、映画やテレビ番組、有名大学の教材を試すことができたり、あるいは学習の習熟度を確かめながらゴールに向かって最適なコンテンツを選び出してくれたりするような仕組みの提供などを考えていると、同社CEOのAlan Schwartz氏は答えてくれた。

それ以外にもモバイル版の開発なども現在検討中だという。

とにかく英語を話す機会が少ない人にとっては、EnglishCentralはスピーキング学習のきかっけぐらいにはなるんじゃないかな。でも、Schwartz氏が教えてくれたけど、ラップのビデオコンテンツだとしても、わざわざラップ風に歌って録音する必要はないのだそうだ。いやむしろそうしてはいけない。なぜなら、音声認識は標準的な米国英語の発音の話し言葉にしか対応してないからだそうだ。

そうそう、今回EnglishCentralに投資をしたNTTインベストメント・パートナーズは同じく英語学習のSmart.fmを運営するCerego Japanにも出資をしていることをつけ加えておこう。