Facebook、新メッセージ・システムを発表―キーワードは「シームレス、シンプル、ソーシャル受信トレイ」

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われわれは今日(米国時間11/15)、サンフランシスコで行われたFacebookのプレスカンファレンスに参加した。ここではCEOのMark Zuckerbergが「現代的なメッセージ・システム」と呼ぶ新機能を発表しtた。

Zuckerbergは最近高校生と話したことがあり、どんなコミュニケーション・ツールを使っているか尋ねたという。すると彼らはメールを嫌っていることがわかった。フォーマル過ぎるというのだ。Facebookは1年ほど前からメッセージ・システムの根本的な再構築を始めていた。この作業は単にメールの改良だけに留まっていない、という。

われわれの新しいメッセージ・システムはメール・キラーではない。これはメッセージングにおけるまったく新しい体験であり、メールはその一部を構成する。これはコミュニケーションをずっとシンプルにする。未来のコミュニケーションの形はこうでなければならない 」とZuckerbergは説明した。

Zuckerbergによれば、新しいメッセージ・システムは次のような要件を備えていなければならない。

  • シームレス
  • インフォーマル
  • 即時性
  • 個人的
  • シンプル
  • 必要最小限
  • 短い

これを実現するためにFacebookでは3つの重要な機能を開発した。シームレスなメッセージ機能、会話の記録、ソーシャル受信トレイだ。 ユーザーはどんなフォーマットでも利用出来る。メール、チャット、SMS、すべて新しいメッセージ・システム中に含まれている。「ユーザーは公開したい情報だけを公開できる」とプロジェクトの技術責任者のアンドルー・ボスワースは説明する。

ユーザーがやりとりするメッセージは単一の「ソーシャル受信トレイ」に入り、誰とどんなメッセージを交換したかすべて記録される。

このメッセージ機能はウェブのFacebook.com上で利用できるのはもちろん、スマートフォンのアプリとしても提供される。まずiPhoneアプリが近々ローンチされる。「外出先でもきちんとメッセージのやりとりができることが大切だ」とBosworthは指摘した。

しかしそのために特別のアプリは必要ない。またSMSもサポートされる。

申請すれば誰でも@facebook.comのメールアドレスの割り当てを受けることができるが、これは新サービスを使うために必須ではない。どんなメール・アドレスでもサポートされ、Facebookの中に取り込める。IMAPも近くサポートされる(現状ではまだ)。

Bosworthによると、このサービスのために「Facebookはインフラを完全に書き換えねばならなかった」という。FacebookのCassandra システムは有名だが、Facebookは新しくhBaseという分散データベースを利用している(またオープンソース・コミュニティーに戻った)。

Bosworthはまたこのプロジェクトのために15人のプログラマーが招集されたことを明らかにした。これまでFacebookが単一のプロジェクトのために作ったチームとしては最大の人数だという。

「現在、このシステムはSMS、IM、メール、Facebookメッセージという4つの要素を統合する。ただし将来はVoIPのようなテクノロジーも取り入れたい。しかし現在は主としてテキスト・メッセージの処理が目的だ」と Zuckerbergは述べた。

このメッセージシステムが実際に全ユーザーに行き渡るのにはかなり時間がかかる模様だ。 Zuckerbergによれば「ここ数ヶ月かかる」とのこと。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01