Googleがついにファッションに進出, 個人化ショッピング+ビジュアル検索=Boutiques.com

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オンラインショッピングとファッションの大好きな私は、前からGoogleの製品検索がダサいと感じている。画像が小さいし、フィルタはごく基本的な機能だけなので、ファッションにうるさい者の買い物には役に立たない。なにしろ、全体的に、デザインに魅力がない。こんな形の製品検索は電子製品には良いかもしれないが、洋服やバッグや靴を買いたい人にはだめ。一般的にGoogleには、ソフトな品物のショッピングにふさわしいビジュアルな要素が欠けている。だからこそGoogleは、ビジュアル検索エンジンでファッション中心のショッピングサイトのネットワークでもあるLike.comを買収したのだ。そして今日(米国時間11/16)、ついにGoogleは、ファッションとeコマースとビジュアル検索と、ショッピングの個人化(personalization)とデザイナーの推薦(レコメンデーション)をぜーんぶ合わせた、待望のサイトBoutiques.comを立ち上げた。

簡単に言うと、Boutiques.comは、Like.comの最良の部分とGoogleの高速検索が合体したらこうなる、というサイトだ。Boutiques.comには、ショッピングの個人化エンジンであるCovet.com、街角ファッションのソーシャルネットワークであるWeardrobeビジュアルなスタイリングツールであるCouturiousなどが組み合わさっている。

そこでこのサイトは、ファッションの総合検索エンジンであると同時に、複数のブチックで個人化されたショッピングを楽しめる場所でもある。ブチックは、セレブの人たちやスタイリスト、デザイナーなどの推薦で選ばれている。Boutiques.comにアカウントを作ったユーザが、自分のブチックを作ってもいい。Like.comのCEOでファウンダのMunjal Shahは、今ではGoogleの社員だが、Boutiques.comのデザインを指揮し、今回は本誌のためにサイトのインタフェイスを案内してくれた。それでは、Boutiques.comの2つの主成分、「検索」と「ブチック」を見ていこう。

検索

Boutiques.comの検索はLike.comの強力版だ。何かのアイテムを検索するときに、色、シルエット、パターン、サイズ、スタイル、お店、などなどでフィルタできる。検索結果(デフォルトでは”全部見る”)の隣に、その検索とマッチするWeardrobeとCouturiousの表示がある。たとえば私がターコイズのドレスを探すと、Weardrobeからのユーザが寄稿したターコイズのドレスや、Couturiousからのプロがスタイリングした着こなしなどが表示される。また、Googleとは関係ないPolyvoreなど、外部サイトのスタイリングも見られる。

ブチック

Shahは、Boutiques.comはファッションのPandoraだと言う。Pandoraでは、ユーザが自分の放送局を作って、当人の好みやアクションに基づいて個人化された音楽のレコメンデーションを受信できる。Boutiques.comでは、それが音楽ではなくファッションになる。つまりユーザ自身のミニブチックができて、そこに、デザイナーやセレブたちが選んだ服、靴、スタイル、バッグなどが並ぶ。また、自分が選んだものだけのブチックも作れる。もちろん、それらのアイテムは買うことができる(ほかの検索エンジンと同様、品物をクリックするとそれを売っているお店へ行く)。


Boutiques.comに登録したユーザは、セレブやデザイナー、あるいはほかのユーザのブチックをフォローして、レコメンデーションをもらえる。Covet.comのパーソナルスタイリングツールを使うと、いくつかの質問に答えて自分のスタイルを決めてもらえる。それと類似の既存のブチックもレコメンドされる。ユーザは、ブチックに対してコメントを投稿できる。

Googleが集めたセレブやデザイナーたちもやはり、自分自身の個人化されたブチックを持っている。立ち上げ時にスポンサー付きブチックを持っているデザイナーが30名いて、それらはTory Burch、Isaac Mizrahi、Kate Spade、Lulu Guinness、Marchesa、Oscar de la Renta、Rag and Bone、Rebecca Taylor、Tracy Reese、Betsey Johnson、Diane Von Furstenberg、Halston Heritage、Nicole Miller、Anna Sui、Badgley Mischkaなどなどだ。

立ち上げ時に自分のブチックを開いたセレブは、Anna Paquin、The Olsen Twins、Ashlee Simpson-Wentz、Carey Mulligan、Elisabeth Moss、Iman、Jane Krakowski、Kelly Osbourne、Rashida Jonesなどだ。

IPADアプリケーション

Shahによれば、iPadはWebを閲覧したりショッピングをするための絶好のツールだ。だから当然のように、Boutiques.comのiPadアプリケーションも立ち上げた。アプリケーションは無料で、機能はWebサイトと完全に同じだ。

Like.comのビジネスモデルと同様に、Boutiques.comも、お店がユーザのクリック数に対して払う料金が主な収入源だ。ユーザが、そのお店の商品をクリックすればクリックするほど、Googleにお金が入る。

今このビジュアル検索エンジンのネットワークを構成しているLike.com、Weardrobe、Couturiousなどはいずれ消えて、Boutiques.comに一本化される。しかしその時期は未定だ、とShahは言っている。

Boutiques.comはたしかに、Googleの中では相当毛色が違う。Googleはこれまで、eコマースやショッピングで話題になるサイトではなかった。またこのサイトには、検索のほかに個人化(personalization)とか、フォローできるソーシャルな機能がある。Googleは今後、このソーシャルなショッピングに、TwitterやFacebookも加えるのだろうか。いずれにしても、Googleのパンでもありバターでもある検索は、今すでに相当良くできており、オンラインショッピングの魅力を高めている。Google自身も、今週初めに、汎用の製品検索をアップグレードしたばかりだ。

もうひとつ重要なのは、Boutiques.comの訴求対象が女性であること。女性のショッピングは、言うまでもなく巨大市場であり、eBayも今、強力にプッシュしている

しかしGoogleの強みは、単一のeコマースサイトを自分自身で構築~運営するのではなく、Web上のあちこちから複数のお店とその製品~商品を集める力があることだ。Shahも言うように結局のところ、”Googleのビジョンは世界中のすべての製品に関してお店を見つけるお手伝いをすることだ”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

“Googleがついにファッションに進出, 個人化ショッピング+ビジュアル検索=Boutiques.com” への13件のフィードバック

  1. ヤヨイ より:

    googleが〜ファッションサイトを〜立ち上げた〜。どうなの?

  2. ヤヨイ より:

    googleが〜ファッションサイトを〜立ち上げた〜。どうなの?

  3. […] Boutiques.com Google が立ち上げた、「ファッションとeコマースとビジュアル検索と、ショッピングの個人化(personalization)とデザイナーの推薦(レコメンデーション)をぜーんぶ合わせた、待望のサイト」(TechCrunch Japan の記事より)。 デザインだけを取り上げると、正直「良い!」とは思えないんですが、まぁ、そこは Google ですから。 情報量はさすがに多いです。検索性はどうなのかな。 […]

  4. TsunekawaAkiko より:

    なんかわくわくするかも!

  5. Aya.h より:

    楽しそう!

  6. Louie31 より:

    Nice one

  7. […] TechCurnch の記事でもあるように、特徴は大きく分けて検索とブチックである。 […]

  8. […] しかし、そもそもなぜGoogleはGrouponに関心があるのか? 相手は基本的にeコマースのサイトで、毎日の特売企画を地元や全国の商業者から集めているだけだ。Googleはeコマースが得意ではない(このところそっち方面の検索でセクシーになろうと努力しているが)。Grouponを買うことは、Googleの本来のスイートスポットである検索とは無縁な、結果が予想できない危険な賭だ。Grouponの年商は噂では5億ドルだから、50億ドルといえばその10倍にもなる。でもGrouponはインターネットで急成長している新しい分野のマーケットリーダーだから、Googleはマーケットリーダーを手に入れるためにはいくら出してもいいという気なのか。月曜日(米国時間11/29)に、ある地域的なeコマース企業のCEOがぼくにこう言った: “今のGoogleの成長戦略は、インターネットの上で重要なものを何でもコントロールしていくことだと思う”。 […]

  9. […] 今年のクリスマス〜年末のオンラインショッピングの売上総額は$32.4B(324億ドル)に達すると予想されており、それに伴い、お買い得情報やギフト情報を求めて検索を利用する消費者も増える。Googleも最近製品検索をアップグレードし、Boutiquesという名前のファッション関連の垂直サイトまで立ち上げた。 […]

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