インターネット・サービスがダウンするとわれわれがパニックを起こすのはなぜだろう?

次の記事

2011年の期待の製品、トップ10〔抄訳〕

TwitterがダウンSkypeがダウンTumblrがダウンFacebookがダウン。と思ったらTwitterが再度ダウン。インターネット・サービスのダウンを報じているだけでテクノロジー・ライターとして食っていけそうだ。読者もおそらく私同様、Skypeにアクセスできずに大いに困惑していることと思う。電気やインターネットと同じく、Skypeもわれわれが仕事をするのに欠かせないものになている。

一つのコミュニケーション・サービスがダウンすると多くのユーザーは代替サービスに移動しようとする。しかしその新しいサービスもトラブルを起こさないという保証はない。Twitterは今日のダウンはSkypeのダウン(あるいは今日雨が降っているとか水曜日であるとかと同様)無関係だと発表した。しかし「xxがダウンしている」というツイートはTwitterの投稿の相当部部を占めていることは事実だ。GmailやPay Palのようなポピュラーなサービスのダウンタイムの統計をツイートを分析して作成している学者もいるくらいだ。

私は「Skypeが使えない不安」についてQuoraで回答を募ってみた。私は「われわれはなぜこうしたコミュニケーション・サービスがダウンするとパニックを起こすのか?」と質問してみた。 Google Chromeのデザイン責任者、Glen Murphyはすぐにこんな答えを寄越した。「停電と同じ。有用な(必ずしも客観的に有用性が証明されていなくてもよい)ものから突然隔離されることによって生じる不安

固定電話やテレビ放送のように長い歴史を持つサービスの信頼性は文字通り桁違いに高い。アメリカの電話会社はファイブ9、つまり99.999%の稼働率を誇っている。これに対してTwitterなどのインターネット・サービスの稼働率はスリー9、つまり99.9%あたりにとどまっている。Tumblrは最近24時間にわたってダウンした。アメリカ中の固定電話が丸一日ストップしたりしたらどんな騒ぎになるだろう。

在宅勤務を含む分散的な勤務形態の普及もこうしたサービスのダウンの影響を大きくしている。われわれTechCrunchでもライター間の調整をSkypeとYammerに頼っている。今Skypeが使えないので同僚と連絡が取れず、仕事がやりにくい。もう休みを取ってしまうかと思うくらいだ(MGはさっきYammerで「伝書鳩を使え」と言ってきた)。

こうした状況はTechCrunchだけではない。LIFTのJames TouheyもQuoraで「Skypeのダウンではっきりしたことだが、われわれの業務は常時密接なコミュニケーションが取れることを前提にしている(われわれの同僚は全世界に散らばっている)。そういった状態で一種類のコミュニケーション・チャンネルだけに依存していると大きな問題が生じる。いつサービスが復活するかも分からないので〔ダウンが長引くと〕次第にパニック状態に陥ってしまうのだ。

インターネット・コミュニケーションがビジネスにいかに必須なものになっているか、ささやかな証言を付け加えるなら、現在の私の望みは一刻も早くSkypeが復活して、Twitterが今日中持ちこたえてくれることだ。TechCrumchへの情報提供アドレスの tips@techcrunchに寄せられたメールによれば、Twitter検索で多くのユーザーが同様の感想を投稿しているという。「失ってみるまでは持っているものの価値が分からない」とは言えている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01