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Mac App StoreはOS X Lionの味見をさせてくれる–デスクトップもタッチ型になるだろう

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Twitterのパロディーアカウント、@CeoSteveJobsにAppleが異議あり

Mac App Storeは、いずれ大物になるだろう。今はたしかに、要らないものばかり山のようにあるが、でも初日から逸品もいくつかある(それらは主にゲーム)。それにこのストアの完成度の高さ、円滑な動作から見て、Macのソフトウェアの未来の配布方式はこれでキマリだ。しかも、いくつかのアプリケーションは、それ自身が、Macというプラットホームの未来の姿を告げているようだ。

Mac App StoreがOS Xのネイティブ機能で、スタンドアロンのアプリケーションではないのも、当然だ。つまり、人によってそれを持ってたり持ってなかったりするアプリケーションではなく、将来的には”すべてのMacに必ずある”機能になる、ということだ。それは、OS X Lionの目玉機能になるはずのものが、数か月早くデビューした、ということかもしれない。でも、それは全然かまわない。OS X Leopardでも使えることをAppleが意図しているのなら、Lionへのアップグレードをユーザに強制する必要もないわけだ。

Appleは今後も、Appleストアでソフトを売り続けるだろうが、でもその品揃えは徐々に痩せるだろう。まず、Mac App Storeの初日からの主役であるApple製のアプリが、ストアから姿を消していくだろう。Mac用のそのほかの大型アプリケーションのベンダたちも、やがてそれに右へならえする。OS内蔵の配布チャネルを無視することは、できないからだ。

でも、ここでは、もっと本質的な変化が起きつつある。今現在の人気最上位の二つのアプリケーション、Twitter for Mac(無料)とAngry Birds(有料)を見てみよう。Twitter for Macは、MacのアプリというよりiPadのアプリみたいだ。多くのMacアプリケーションが今でも使っている、古めかしい”Aqua”ユーザインタフェイスが、そこにはない。すっきりとした、黒とグレーのUIだ。それは、これが次世代のMarbleユーザインタフェイスの姿か、とみんなが最初に思ったUIデザインにやや似ている。

ライトブルーのスクロールバーもない。Twitter for Macでは、ライトグレーのスクロールバーが、アプリケーションの側面にとけ込むような形である。そう、iPhoneやQuickTimeの最新バージョンに似ている。しかもそれは、おそらく偶然ではない。要するに、Lion以降のOS Xのアプリケーションは、こんな形のものが増える、ということなのだ。…少なくともぼくは、そう望みたい。見た目にも、すごくいいからね。

Angry Birdsの特徴は、Twitter for Macとはやや違う。アプリケーションを開くと、いきなりフルスクリーンだ。しかしこれ…フルスクリーンのアプリケーション…も、やはりOS X Lionの売りの一つだ。アプリケーションはフルスクリーンのほうが良い!、とAppleは自社製品であるiPadから学んだのだ。学んだことは、ただちに実践だ。アプリケーションのウィンドウは、完全オープン(フルスクリーン)か閉じているかのどちらかになる。

アプリケーションをタッチでナビゲートするためには、フルスクリーンのほうが便利だ。もちろん、マウスを使ってゲームをプレイしてもよいが、でもMagic Trackpad(ないしMacBookのトラックパッド)のほうが、はるかにシームレスだ。つまりそれは、iPhoneやiPadのゲームの、やや大きなバージョン、という感触になる。

小鳥を移動したり飛ばしたりするのも、指を使って、スワイプ一発でできる。メニューを出すためには、三本指でスワイプダウンする。ズームイン/アウトは、ピンチを使う。ビューを左右に移動するためには、指二本だ。デスクトップもタッチインタフェイスになる–このようなアプリは、そのことをわれわれの目に見える形で前触れし告げているのだ。ポイント&クリックよさようなら、フリック&スワイプよこんにちは、だな。

それをやっているのは、Angry Birdsだけではない。Flight Controlのような、iOSからスタートしたアプリケーションも、タッチで使いたいユーザのためにMagic Trackpadを利用している。MacBookのユーザなら、トラックパッドを使うことになる。

Mac App Storeには、新種のアプリケーションも登場するだろう。それは、トラックパッドと仮想カーソルに乗じて、iOSからスタートしてMacに進攻してくる、タッチUIのマイクロアプリケーションだ。その先鋒はゲーム、そのあとに、そのほかのアプリが続くだろう。もちろん、マウスとタッチの両方をサポートする折衷UIのアプリも多いだろう。

Mac App Storeを数時間使ってみた感想は: もっと早くからやればよかったのに。クリックしてアプリをダウンロードすれば、それで終わりだ。面倒なインストールは不要。すでに買ったアプリを別のマシンへ再度ダウンロードすることもできる。すべてのアプリのアップデートをMac App Storeが一手に面倒見る。今日ぼくがMacのアプリのために費やした時間は、過去1年の全体より多いだろう。それぐらい、魅力がある。

今後もっと良いアプリが揃い、そしてとくに、折衷UIタイプが増えれば、たしかにMac App Storeはぐんぐん大物に育っていくだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

“Mac App StoreはOS X Lionの味見をさせてくれる–デスクトップもタッチ型になるだろう” への4件のフィードバック

  1. […] This post was mentioned on Twitter by Hyo Yoshikawa, koji, jugyo [河野十行], TechCrunch JAPAN, 小林信一郎 and others. 小林信一郎 said: Mac App StoreはOS X Lionの味見をさせてくれる–デスクトップもタッチ型になるだろう: http://me.lt/6H0Sj […]

  2. imo より:

    確かにこのストアは完成度高い。
    スタートからそこそこソフトもあるし。
    でも思ってたより高いな・・・iTunesのストアに慣れ過ぎなのかな?
    あそこまで値段をたたき合えとは言わないが、おそらく販売数量は多くなるだろうと予想し
    もうすこし各アプリの価格が安くなってくれると嬉しい。
    後、iTunesのストアに比べて、各アプリの説明があまり充実していない印象がある。
    これからまだまだ変わっていくことを期待。

  3. […] TechCrunchのMG Sieglerは、Mac App Storeを評して「ぐんぐん大物に育っていくだろう」と述べている。但し、現在までに登録されているものにはゴミアプリケーションも多いという話もある。 […]

  4. […] Mac App Store開店から一週間になる。これまでのところ、反響はかなりまちまちだ。ほとんどの人がストアのシンプルさを賞賛し、Appleは公開後24時間でアプリが100万回ダウンロードされたと吹聴しているが、未だにキラーコンテンツがないことは衆目の一致するところだ。そして、今後ストアが成功するための鍵がまさにそのキラーコンテンツである。そんなコンテンツの基準となるかもしれない新アプリが登場した。Call of Dutyだ。 […]

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