[jp]今度のNAVERまとめのリニューアルはイケてる–すべての要素を1つのページで扱えるようになった

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海外ではStorifyCurated.by、国内では狭義ではあるがTogetterや2ちゃんねるまとめなど「キュレーション」サービスがいろいろと登場しているが、先駆的にキュレーションをキーワードとしてサービスを提供してきたNAVERの「NAVERまとめ」がそのリニューアルを発表した。これはいままでの機能追加と違ってこのサービスを大きく変えるものだ。

キュレーションとは言わば人力で情報を整理していくことに使われているが、もともとは博物館や美術館などで展示物をセレクトしてテーマ性を持って展示することを指している。キュレーターは展示をプロデュースする学芸員のことだが、情報過多になったときに、キュレーターのフィルターを通して情報を整理して見せることは非常に重要なことだと思っている。最近のネット界のバズワードにもなっている。

話を戻すと、キュレーションサービスとしてのNAVERまとめは、いままではリンク集、画像集、動画集、発言集など個別の機能で1つの「まとめ」を作るしかなかったのだが、リニューアル後はこれらの機能を複数扱って1つのまとめが作れるようになった。単機能だったページ構成が、複数の構成要素で編集できるようになったわけだ。あるテーマに沿って画像も動画もリンクすべて取り込むことができるので、制約が少なくなった分、ユーザーはキュレーターとしてのキュレーション活動の腕前を発揮しやすくなるだろう。

新たにまとめを構成する要素として、Twitterのつぶやきを取り込むこともできるようになった。また、ページ内に見出しをつけられるようになったので、まとめのページの構成をデザインしやすくなっている。このあたりは、NAVER側で情報をデザインするために、いかに操作しやすくするかこだわっている結果のようだ。僕のような編集を主体として仕事をしてきた人間からすれば、こういった機能改善や追加はとても自然なもののように思える。たとえ、ブログに書くことがなくても、興味の対象をさまざまなところから集めるだけで1つの情報を構成できるようにしてくれるからだ。

NAVERはリニューアル以前にもキュレーション活動を促すために、広告からの収益をインセンティブとしてフィードバックするプログラムを実施しているが(なんとインセンティブプログラムで5倍もキュレーターが増えたらしい)、今後はより専門的な情報をまとめるプログラムや、すぐれたキュレーターを表彰するアワードなども仕掛けていくという。

昨年10月時点の月間ページビューが1億を超えたと発表したNAVERだが、3カ月後の今年の1月末には2億ページビューを超えている。これを牽引しているのがNAVERまとめで、NAVER全体のランディングページとしては6割を占めているという。検索エンジンとしてスタートしたNAVERは、後発ながらNAVERまとめでうまく成長を続けているが、これは注目に値することだろう。