GoogleのYouTube広告、ローカル広告は2012年にそれぞれ10億ドル超の見込み(Citiグループ)

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昨年のGoogleの売上は$30B(300億ドル)に迫っていたが、Googleは検索ビジネスでの独占を維持する一方で、早急に数十億ドル規模の新しい収入源を開拓する必要にも迫られている。検索連動広告以外の分野でGoogleにとってもっとも有望なビジネスはディスプレイとビデオ(YouTube)広告、モバイル広告、ローカル広告だ。Googleが万一ソーシャルサービスでもブレークスルーを達成できるならこの分野も大いに重要になるだろう昨年10月、Googleはモバイル広告と(YouTubeを含む)ディスプレイ広告の分野ですでに年間$3.5(35億ドル)の売上を得ていることを明らかにした

今朝(米国時間3/21)、Citiグループのアナリスト、Mark MahaneyはGoogleの新たな10億ドル級のビジネスチャンスを分析したレポートを発表した。Mahaneyはもっとも有望な分野だとして、YouTube広告とローカル広告を詳しく論じている。

その分析によると、YouTubeの収入は2010年に$825M(8億2500)で、2011年には$1.3B(13億ドル)、2012年には$1.7B(17億ドル)に達する。広告パートナーへの配分を終えた後のYouTubeからの純収入は、昨年が$544M(5億4400万ドル)だったが、2012年には$1.1B(11億ドル)に成長する見込みという(上図参照)。MahaneyはまたYoutubeのトップ100ビデオの広告についてもモニタしている。現在、YouTubeのトップ100ビデオの81%には広告が掲載されている。昨年の広告掲載率は60%だった。

Googleのローカル検索広告がもうひとつの10億ドル級ビジネスに成長するのも長くはかからない見込みだ。アメリカ全体での2012年のローカル検索広告市場の規模は$16.6B(166億ドル)ぐらいだろうと推測されているが、この前提の元に、MahaneyはGoogleの財務状況に与える影響をいくつかのシナリオで分析した。Googleはこの市場のわずか10%を獲得するだけで$1.3B(13億ドル)の新たな純収入を獲得することができる。15%なら$2B(20億ドル)の収入増加だ(下図参照)。

YouTubeとローカル広告に加えて、Googleは多様なディスプレイ広告、モバイル広告のチャンネルが存在する(モバイル広告とローカル広告は密接に連動する)。CitiグループがGoogleのビジネスの中核たる検索エンジン連動広告について広告主をチェックした結果でも、結果は依然好調だった。Mahaneyの株価の推移についての見通しは相当に強気で、1株あたり$750に達するという予測をしている(今朝の寄り付きは$570。GOOG)。Mahaneyによれば、ウェブの有力サイト、トップ35のうち、26箇所はGoogleがトラフィックの流入元の1位だったという。さらに流入トラフィックの割合は24箇所で上昇していた。Mahaneyによれば、Facebookという脅威はあるものの少なくとも今はまだFacebookは検索連動広告においてGoogleから市場を奪ってはいないという。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01