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Googleの音楽検索エンジンの秘かな退場, それは嵐の前の不気味な静けさか?

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2009年10月の終わりに、本誌ライターのJason Kincaidがはるばるロサンゼルスのハリウッドまで行って、Googleが新しく始める音楽検索の立ち上げイベントに出席した。Googleも大物だが、パートナーたちの顔ぶれも、Lala、Rhapsody、imeem、MySpace Music、iLikeというオールスターだ。彼はそこら中の関係者たちをインタビューしまくったし、本誌編集長のMike Arringtonは続報記事で、FacebookとTicketmasterに対し、MySpaceはいいがiLikeは買収するなと呼びかけた。

当時Googleはブログ記事で、今後はGoogleの簡単なWeb検索で”何百万もの曲を容易に見つけられる”、と言った。曲やアーチストやアルバムで検索すると、結果には上記パートナーが提供する、その曲の試聴トラックもある…初めは合衆国だけだが。

そのブログ記事には、新機能の詳細は特製のランディングページ*にあるのでどうぞ、と書かれていた。〔*: あくまでも当時の話。〕

さて、早廻しして今日(米国時間3/31)の話だ。上のリンクにあるランディングページは、今はGoogleのふつうの検索機能を説明しているだけだ。LalaはAppleが買収して殺した。MySpaceはimeemとiLikeの両方を買収し、すでに前者を殺した(そして自分自身も今は生命維持装置に乗っている)。

(今lala.comimeem.comが完全に空き家になってるのは、悲しいね。)

さらに、Google Music Searchの中心人物だった製品管理部長R.J. Pittmanは、ほぼ1年前にAppleに亡命した

今Googleの上で、人気アーチストや曲名やアルバムで検索しても、結果に試聴トラックのリンクはない(合衆国内でも)。本誌の同僚数人に何回もトライしてもらったが、まったくだめだ。かつては、こんな検索結果だった:

ある情報筋が、前のGoogle Music Searchのランディングページはなくなった、と教えてくれた。しかしサービスそのものがなくなったとは限らないので、Googleが公式にまたは非公式に何と言っているかさんざん探してみたが、まったく一言も言及がない。なくなったことを、誰も知らないのか、それとも、ぼくの検索の腕が鈍ったのか。

ぼくがかろうじて見つけた最新の記事は、去年の4月のSearchEngineLandでDanny SullivanがGoogleのJason Freidenfeldsの話を引用しているやつだ。それによると音楽検索はGoogleの検索グループと一体化していて、彼らはAppleがLalaを閉鎖したあとでも開発を続けるということだ。しかしそれは1年も前の記事だから、その後また、いろいろ変わったのだろう。

その変化がごく最近のことだと思うもう一つの理由は、昨年の12月のGoogleのブログ記事には、Music Searchの発表記事へのリンクがあることだ。

そこで、みなさんもとっくに気づいておられると思うが、Googleは今音楽に関して、単なる検索ではない、もっと大きな企画をあたためているのだ。だから前はMusic Searchのランディングページを指していたGoogle.com/musicのリンクも、こっそり削除され、新しいランディングページに変わる、ということか? それとも、誰にも気づかれないように、音楽検索を葬ってしまっただけなのか?

今Googleにコメントを求めているので、得られ次第この記事をアップデートしよう。

一方、CnetのGreg Sandovalによると、Googleは待望の音楽ロッカーサービスと、有料会員制音楽サービスの社内テストを始めたらしい。それは、Google Musicという単純な名前になるようだ。

Googleのもくろみでは、このサービスの一般公開は2010年の予定だったが、著作権所有者からのライセンス合意が得られず、デジタル音楽のダウンロードストアと、クラウド上の音楽ロッカーサービスの早期立ち上げは不可能になった。

でもGoogleは、5月のI/OカンファレンスでGoogle Musicを発表するかもしれない。2年前に鳴り物入りでスタートした音楽検索エンジンには、ご冥福を祈る、と申し上げよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))