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Kiip、画期的な携帯広告モデルを発表―ゲームでの達成に応じて現実の商品をプレゼント

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7ヶ月前からステルス・モードで開発を続けてきた携帯広告ネットワークのKiipが、今日(米国時間7/10)、ついに画期的な広告モデルを発表した。これはゲーム内で現実に価値のある製品を提供することによってユーザーの注意を自然に惹きつけようとする巧妙なアイディアをベースにしている。

業界大手のiAdとAdMobが採用している標準的なバナー広告、テキスト広告の上をいくためにKiipチームは長い間かかって頭をひねったに違いない。そして実際のゲーム・プレイヤーの身になって考えた結果、プレイヤーにとってゲーム内でもっとも価値がある瞬間というのは、レベルを上げる、ある面をクリアする、一定のゲームポイントを獲得する、など重要な課題を達成したときであり、この瞬間こそ広告がもっとも効果を上げる場面だという結論に達した。

ただし、Tap.meとは違って、Kiipは課題の達成に合わせて広告を表示するだけではない。ここがKiipの面白いアイディアだが、Sephora、popchips、Homerun.com、Sony Dash、Vitamin Water、1-800-Flowers、Dr. Pepper、GNC、Carl’s Jr、Hardee’sなどの有名ブランドと提携し、プレイヤーに対してゲーム内で現実の商品をプレゼントする。ユーザーが一定の条件をクリアすると、popchips6箱分とか口紅のサンプルとか次回来店したときに使えるスムージー1杯分の引換券などがプレゼントされる。

19歳の共同ファウンダー、Brian Wongは私のインタビューに対してAchievement Moment〔達成の瞬間〕というコンセプトを説明してこう語った。「プレイヤーになにか課題を達成させるというのは世界中ありとあらゆるゲームで共通する根本です。ところがよく観察してみると、プレイヤーにとって本当に大切なのは達成した内容ではなく、達成した瞬間の喜びだということが分かります。そこでわれわれはこの瞬間を利用できないかと考えました。そこで、達成の瞬間にそれに見合うような何かを差し出せば効果があるのではないかというアイデイアが自然に生まれたのです。」という。

WongはKiip(キープと発音する)は一般的な広告ネットワークではなく、達成に対する報奨のネットワークだという。ほほう。もちろんこれも広告の一種ではある。ゲームのプレイヤーに対して場面に応じた報奨を与えるというのは、伝統的広告用語に直せば「リード(見込み顧客)の生成」だ。広告主はプレイヤーが達成感に浸っている瞬間をとらえてブランドを記憶させるようしむけることができる。顧客がハッピーなときを狙って注意を引け、だ。

今日の午前0時でKiipの報奨ネットワーク15種類のゲームで実施に移される。対象となるプレイヤーは1200万人(Wongはゲームの名前を明かすことを避けたので、Kiipの広告を見かけた読者がいたらコメントして欲しい)。広告主はユーザーが実際に報奨の受け取りを申し出た件数に応じて、1回あたり25セントから3ドルを支払う。

報奨の内容はゲームのプレイヤーの年齢、性別等に応じてアルゴリズムで決定される。たとえば女性のプレイヤーが少ないゲームには口紅のサンプルの配布は行われない。報奨を受ける資格のあるプレイヤーが自分ではその商品を必要としない場合、友だちにプレゼントとして贈ることができる。

Kiipは、報奨広告に特化し、自身ではバナー広告、テキスト広告などを配信するビジネスに参加する計画はない。そこで他の携帯広告ネットワークと提携し、補完する役割を果たす用意があるという。Wongは「業界では広告の表示スペースの奪い合いにばかり注意が向いて、 もっとはるかに重要な要素を完全に見逃しています。それはプレイヤーにとって意味のある瞬間とはどういうものかという点です。プレイヤーがハッピーになる瞬間、夢中になってわれを忘れる瞬間です。こうした瞬間こそ広告主にとって貴重な価値があるのです」と説明する。

元Diggの社員のWong、Courtney Guertin、SequenceのAmadeus Demarziが共同で創立したKiipは先週、Hummer WinbladとTrue VenturesからシリーズAの資金調達を行い$4M(400万ドル)を調達した。WongによればKiipにはさらにニュースがあるらしい。何かつかめ次第ここで報告しよう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01

“Kiip、画期的な携帯広告モデルを発表―ゲームでの達成に応じて現実の商品をプレゼント” への5件のフィードバック

  1. 渡辺由貴恵 より:

    これも、コンテンツを楽しむ人への気づき発想。絶対、広告に必要な気づき

  2. 渡辺由貴恵 より:

    これも、コンテンツを楽しむ人への気づき発想。絶対、広告に必要な気づき

  3. Takumi Hasegawa より:

    これは面白いアイデア

  4. shirafuji seiji より:

    ゲームでの達成(レベルアップなど)に応じて現実の商品をプレゼントするという試み。すごくおもしろい。レベルアップする度にクーポンもらっても嬉しいなあ。

  5. shirafuji seiji より:

    ゲームでの達成(レベルアップなど)に応じて現実の商品をプレゼントするという試み。すごくおもしろい。レベルアップする度にクーポンもらっても嬉しいなあ。

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