[jp]JAICがドレイパーフィッシャーと組んで日米のスタートアップに投資するファンドを設立

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米系のVCが積極的に日本で投資活動をしているという話は聞くことはそう多くはないののだが、日本にも縁の深いDCMGlobespanといったVCもなくはない。DCMは最近では頓智・やポケラボなどに日本では投資をしている。そういう意味でAccel PartnersやBenchmark CapitalやKPCB、Sequoia CapitalといったVCと肩を並べるDraper Fisher Jurveston(DFJ)が日本でも投資活動をするのは興味深いことなのかもしれない。

今日、日本アジア投資(JAIC)とJAIC America、DFJの3社は共同でITやクリーンテクノロジーなどのスタートアップ企業に投資をするファンドを設立したことを発表した(PDF)。ファンド総額は現時点では2,480万ドル(約20億円)だが5,000万ドル(約41億円)まで拡張したいとしている。

DFJは中国やインドなどには彼らの拠点を置いて投資をしているが、ほかにも現地のパートナーと組んでファンドを立ち上げている。日本のパートナーとしてJAICと組んで投資活動を行うことになる。

JAICの中垣徹二郎氏によれば、このファンドでは日米のシードステージやアーリーステージのスタートアップに投資をしていくという。また、日本の企業の米国進出や米国企業の日本進出などの手伝いもしていくということだ。特に日本のスタートアップについては、最近のシードアクセラレーターの活動も手伝ってか、にわかに多くのスタートアップが立ち上がっている。そういう現状を見ながら、立ち上がったシード期のスタートアップの次のラウンドの投資をしたいとしている。すなわち、それは1社あたり1億円から数億円程度の投資になるだろう。

これは非常に望ましいことだ。というのも、シードアクセラレーターだけではスタートアップの成長のエコシステムが形成されないからだ。また、最近の多くの若い起業家はシリコンバレーへの進出を目指しているため、その支援も期待できる。

なお、JAIC Americaはシリコンバレーに拠点を置くJAICの子会社だったが、昨年12月に代表を務める北村充崇氏がMBOをしている。JAIC Americaは現地のエンジェルの出資によってファンドを運営しており、Googleに買収されたAardvarkスマートフォンのアプリ検索のChompなどに投資をしている。