[jp]DeNAは売上1,000億円超のソーシャルゲーム企業に。Mobageアプリ版は5月に登場

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今日はDeNAの2010年度(2011年3月期)の通期の決算発表だった。代表取締役の南場智子氏が「アバター中心からソーシャルゲームになった」という通り、同社の主軸のビジネスは2010年を通じてソーシャルゲームとそのプラットフォームを提供する会社になっている(そうなったのすらずいぶん昔のことに感じるが)。

数字についてはあとで触れるとして、気になるのは同社のスマートフォンビジネスへの取り組みだ。まず、4月を目処にリリースするとしていたMobageのスマートフォンネイティブアプリだが、少し遅れて5月に登場するという。「2週間ほど遅れて」と南場氏が軽く触れたので、ゴールデンウィーク明けなのかもしれない。

すでに、いくつかのゲームディベロッパーはネイティブアプリを提供する準備ができているという声も聞こえてくるので、同時にいくつかのゲームがリリースされる可能性はある。決算資料を見るとDeNAが開発する内製のゲーム(「ロワイヤル」シリーズ)も5月からでてくるようにとれる。

また、本日は以前に報道があったサイバーエージェントとの提携によるスマートフォン向け広告で新会社「AMoAd(アモアド)」の設立の発表もあった。

海外でもこの第1四半期中(4月から6月の間)Mobage Globalがローンチするようだ。

興味深いのは中国での動きだろう。先日、北京で開催されたGMICで言及があったようだが、スマートフォン向けアプリマーケットの91.comとの提携によって、Mobageの中国版に対して集客を図っていくのだという。Mobageの中国版は日本版の中国ローカライズで、第1四半期にはブラウザ版が登場し、第2四半期にはスマートフォン向けアプリ版が登場するという。

主だったアップデートはこんなところだろうか。

さて、決算についても触れておきたい。

まず2010年度第4四半期(2011年の1月から3月)は売上高で319億5,500万円、営業利益は157億3,600万円で前期(2010年10月から12月)に比べて、それぞれ8パーセントと7パーセントの増加だった。売上のうち283億800万円がゲームを含むソーシャルメディア関連となっている。

また2010年度通期では売上は1,127億2,800万円、営業利益は560億9,600万円となって、同社としては初の1,000億の売上を超えた。2009年度は481億円だったので、2倍以上の伸びとなったことがわかる。いかにソーシャルゲームが驚異的な伸びを見せているかがわかる。

DeNAの目標は2014年度に営業利益2,000億円の会社になることだということだ。これを実現するために、2014年には4,000億から5,000億円の売上を目指すという。

あと4年でそれが実現できるのだろうか。彼らの描くイメージでは、4年後に国内の売上を現在の倍の2,000億円強に、そして海外ではまだまったく売上のないところに2,000億円強の売上を作るという。ソーシャルゲームの会社としてスマートフォンを中心に既存のゲーム市場のパイを奪っていく戦略のように見えるが、これがうまくいくのかは未知数ではある。実現すれば日本初の新しいゲームプラットフォーム企業の誕生ということになるわけだが、その勝負は国内だけでなく海外も含めての競争であり、競合は多数あること間違いない。