空振り三振アウトのColorはあと何回打席に立てるかな?

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Colorよりも便利な位置対応写真共有アプリPixamid–ほかのアプリからも写真を取り込む

警告: この記事はスポーツの比喩がとても多い。

ユーザがスタートアップを完全に見捨てるまでに許される、やり直しの回数は何回か? ぼくの記憶のかぎりでは、答はゼロ回だ。立ち上げが大失敗に終わったスタートアップがその後回復した例は、思い出せないね(最初の製品を完全に捨てた場合は別だが)。失敗して再立ち上げした例はたくさんある(Cuilとか、Joostとか)が、それで立ち直った例はないと思う。

ぼくが審判なら、”人びとが互いにコミュニケーションするやり方を変える”と約束した4100万ドルのスタートアップColorは、すでに三振、ストラックアウトだ。

最初のストライクは、ユーザが、混乱して自分自身と写真を共有し、わざと難しく設計したようなユーザインタフェイスを見て途方に暮れてしまった、あの立ち上げだ。でも、まだアウトではない

ツーストライクは、アプリケーションのAndroidバージョンをMarketから撤回したこと。

そしてとどめの大空振りは、イギリスのThe Telegraphと提携して大規模なPRキャンペーンをやったこと。それは、ロイヤルウェディングのときに撮った写真をイギリス中の人に投稿してもらう、という企画だ。わずかに500点の写真が投稿されたが、それは、本誌のMG Sieglerと彼の友だちが、数週間前にメキシコでやったiPhone持参の独身者パーティーでなんとか送ることのできた、写真の点数とあまり変わらない。The Telegraphは、優秀作を同紙に載せると約束した。その”優秀作”がこれだ(全10点)。

いちばんみっともない空振りが、この第三ストライクだな。Colorのチームはすでに、人びとがこのアプリケーションを正しく理解していないことを知っている。それは、単なる写真共有アプリだと思ってもらっては困るのだ。Colorは、未来のソーシャルネットワークを作るツールだ。ぼくも、ソーシャルネットワークの未来については一言も二言もある人間だ。そもそも、すでに2008年からそれを考えているよ。

それなのになぜColorは、膝を痛めてお客さんをがっかりさせている状態のまま、大がかりなPRのスタントなんかやったのか? しかもそれは、こともあろうに、同社がColorを、そういうものだと思ってもらっては困る、と言っていた、単なる写真共有アプリとしての企画ではないか。

だから、空振り三振アウト。ぼくと同じ審判を下した人、ほかにいるかな?

Colorには、成功してほしい。彼らが得た資金を、とやかく言うつもりはない。彼らがすごく大きな問題に挑戦している姿勢は、大好きだ。成功しているのにハングリー精神を持ち続けているのも偉い。

でもColorは、まだ立ち上げるべきではなかった。深刻な欠点があることは、彼ら自身が知っていたし、第一印象で嫌われたら次のチャンスはないことも、知っているべきだった。そして、強い冷たい逆風が吹いているのに、イギリスの何千万もの人たちにそのアプリを押しつけるなんて、いちばんやってはいけないことだった。一般大衆はわれわれと違って、未完成なソフトの奇妙な動作を、我慢してはくれない。

TechCrunchの連中なら、Colorが軌道に乗るまで何度でも打ち直しを許すだろう。一日中空振りしていてもいい。一日中声援を送ってもいいよ。でも結局群衆は、ブーイングするのにも飽きて、帰ってしまうだろう。スタジアムの明かりが消える。そしてそのときは、Colorが一本だけ場外ホームランを打っても、誰もそれを見てないかもしれない。

Colorにはこう言いたい、“ホームランねらいで振れ!”。目を固く閉じたままスイングするのだけは、やめろ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))