キーホルダーにも付けられる超小型PC–Raspberry Piはこれを25ドルで売り出すつもりだ

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マスマーケットを対象とするベアボーンの低価格製品はいろいろある。その多くは開発途上国の巨大市場をねらって、ベーシックなPCの機能をできるかぎり安価に提供しようとする製品だ。いちばん有名なのはOLPCだが、でもあれは相当ぜいたくだ: 最先端のスクリーン、キーボード内蔵、ネットワーキングなどなど…現状を見るかぎり、目標が高すぎて値段も高くなり、そのために普及が進まないのではないか。このほか、インドの”35ドル”タブレット、なんてのもあるね。

あの、当時としては画期的なビデオゲームEliteを作ったDavid Brabenが今運営している財団Raspberry Piが、写真に見るような超ミニマルなPCを大量生産して、OLPCに手が出ないような人びとに売ろうとしている。それはまったくベアボーンな製品で、希望小売価格は25ドルだ。

大きさはUSBメモリぐらいで、700MHzのARM11プロセッサ、RAM 128MB、ビデオやリムーバブルメディア用およびUSB 2.0のポートがある。これがすべてだ! ”汎用の”I/Oスロットがあって、カメラやワイヤレスのモジュールなどを取り付けられるが、そのほかには何もない。でももちろん、これだけあれば今のコンピュータのOSを十分に動かせる。

これに、16GBのSDカード、USBハブにつないだマウスとキーボード、コンポジットまたはHDMI用のモニタを付ければ、数年前のデスクトップPCよりも高性能な、機能的にも不足のないPCになる。ARM互換のコードなら何でも動かせる。上の画像はUbuntu 9だが、ほかにもOSの候補はいろいろあり、どれも最新のWebブラウザやオフィスツール、印刷、地図、などなど、おなじみの顔ぶれが揃っている。

これは、ただ安い部品で組み立てただけのそのほかのローコスト製品とは違って、ジャンクではないと感じる。バルクで買って簡単に配布できるから、貧困地域のインターネットカフェや学校でも使える。彼らは嬉々としてLinuxを体験するだろう。どの子も、自分のコンピューティング環境をSDカードに入れて持ち運べばよい。とてもまとまな製品だ、と思えるが。OLPCもたしかに立派だが、個人的にはこっちのほうがいいね。


Raspberry Piのチームにはまだ、コスト引き下げという課題がある。大企業などが躓いたのも、この点だ。しかしプリント基板上のカスタム製品ではあるが、今後ケースを付けても、彼らの目標価格(25ドル)に十分収まるのではないかな。

もっと詳しく知りたい人には、Raspberry Piの–これまたベアボーンな–Webサイトか、BBCのこの記事がおすすめだ。Brabenがこの製品を説明しているビデオもある。


Devin Coldewey(”cold-away”のように発音)は、フリーのライターで写真家、シアトルに住む。彼の個人的なWebサイトはcoldewey.cc、メールアドレスはdevin at crunchgear dot comだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))