「Google Walletはオープンプラットフォーム」というものの、iPhone、WP7、RIMの反応は?

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オープンプラットフォームのGoogle版おサイフケータイ、Google Wallet発表

今日(米国時間5/26)、Googleのニューヨーク・オフィスで行われたWallet/Offers発表イベントでこれがGoogleはオープンプラットフォームであることを強調した。これに対して会場からは当然Android以外のスマートフォンに対する対応を尋ねる質問が出た。

Googleのコマース担当副社長Stephanie Tileniusは「iPhone、RIM、Microsoft―われわれは誰とでも協力します」と答えた。当然だが、協力が成立するためには、1)
相手のスマートフォンにNFCチップが組み込まれていること、2)相手にGoogleと協力する意志があること、という2つの前提が必要だ。

前者についてはすでに確定とみてよい。後者は? さて、それが問題だ。

数ヶ月前から、Appleも独自のNFCショッピング・システムを開発中だという噂が広く流れている。AppleがNFCを次のiPhoneに組み込むかどうかはまだ分からないが、いずれ組み込まれるのは間違いない。その際、Appleは自社の支払いシステムを利用させようとするだろう。同じことはMicrosoftとRIMについても言える。NFCには大きな―いや巨大な―可能性がある。ライバルと提携しても得るところは少ないのではないか?

おそらくこの事情を念頭に置いていたに違いないが、TileniusはAndroidの市場シェアについての統計でフォローした。過去6ヶ月で、AndroidはスマートフォンOSのトップに立った。Androidはのシェアは現在50%だ。Tileniusは「GoogleはNFCに大きく賭けている。誰とでも協力する用意がある」と繰り返した。

ライバルの反応に注目していきたい。

アップデート: おっと、別の可能性もあるようだ。イベント中ではGoogleは軽く触れただけだったが、どんなデバイスにでも貼りつけてNFC端末を利用できるようにするステッカー(デバイスの裏、あるいはユーザーが望むどんな場所にでも貼りつけられる)が計画されているらしい。このステッカーには1枚のクレジットカードの情報が記録されており、NFC端末にかざすだけでGoogle
Walletに必要な情報を送信できる。この情報に基づいてGoogleはクラウドを通じてWalletアプリを起動し、支払い処理を実行する。

つまりGoogle Walletのパートナーになりたければ、単に専用のGoogle Walletアプリのインストールを認めるだけでよい。この場合のWalletの機能はある程度制限される(1枚のクレジットカードしか利用できない)が、ハードウェアを改変する必要はない。となると、次の疑問は―Appleはこうしたアプリの登録を認めるだろうか?

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01