今年のスティーブ・ジョブズの「そしてもう一つ」はiTunes Match―$24.99/年でユーザーのローカル楽曲を高音質版でクラウド化

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WWDCでAppleのCEO、スティーブ・ジョブズは今年も有名な「そして最後にもう一つ」というセリフを口にした。今回ジョブズが発表したのはiTunesのクラウド化に関連するサービスだった。新しいAppleのIn The Cloudの一環となるiTunes Matchはユーザーがローカルに保存している楽曲をクラウド上で256kpbsのAAC/DRMなしの高音質版に置き換えていつでも、どこからでもストリーミングできるようにする。利用料金は年額$24.99だ。

iTunes MatchはまずユーザーのiTunesライブラリにあるすべての音楽(iTunesを通じて購入されたものを除く)をスキャンし、その楽曲の高音質版をIn The Cloudサービスを通じてユーザーに提供する。

「ユーザーの楽曲のアップグレードのプロセスにはわずか数分しか要しない。他のサービスなら数週間かかる」とジョブズはライバルをからかってみせた。最近GoogleとAmazonも楽曲をクラウドからストリーミングするサービスを開始している。

iTunes Matchがこれほど迅速に楽曲のアプグレードができる秘密はすでにiTunesストアに1800万曲が蓄積されているところにある。「ユーザーがリッピングした曲がわれわれのストアにすでに存在する可能性は高い。われわれはユーザーのドライブをスキャンし、発見した曲をiTunesストアの曲とマッチさせるソフトウェアを開発した。われわれは発見した楽曲をiTunesストアで購入された曲と同様にクラウドから提供する」とジョブズは説明した。

つまりAppleは「年に$25払うだけで、現在ユーザーがハードディスクに持っている曲を全部合法化できる」と言っているわけだ。Appleは何千曲でもストリーミングできるようになるなら$25ドルくらい払うユーザーが多いと自信を持っているようだ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01