
現在、サードパーティ製のTwitterアプリケーションがユーザに、OAuthを使ってソフトウェアを認可するよう求め、その際、ユーザのプライベートメッセージ(送信と受信の両方)にはアクセスできないと言うが、実は容易にアクセスできてしまう、という状況がある。本誌TechCrunchに連絡してきたデベロッパのSimon Colijnは、このプライバシーの問題–というか災害–が広く知れ渡ることを望んでいる。
Colijnが作ったこのテストアプリケーションを動かすと、その認可プロセスの不具合が実際にあることが分かる。そのページをクリックするのがいやなら、ダミーのアカウントを使ってもいい。ぼくは、自分の本物の個人的Twitterアカウントを使って動かしたけどね。
案の定、認証画面が出て、このアプリケーションはあなたのプライベートメッセージにはアクセスできない、と言う。しかしその数秒後には、アクセスしてしまう。
なお、デベロッパとしてのColijnは‘Read-only’オプションをセレクトしているので、ぼくのTwitterのダイレクトメッセージをダウンロードして保存することはできない。
しかしこれじゃあ全然、’プライベートメッセージ’とは言えないね。



TwitterアプリのデベロッパでTopify.comのファウンダArik Fraimovichは、状況をこう推察している:
Twitterは最近、OAuthの画面をアップデートした。それは、サードパーティのアプリケーションがそのアカウントに対して持つアクセスのレベルに関して、より明確な透明性をユーザに与えるためだ。
Fraimovichの考えでは、Twitterは6月1日に新しい認証モデルをリリースする計画だった(DMへのアクセスを制限)。その後それを6月末に延期したが、OAuthの許可画面の新しいUIがすでに使われていることを、忘れていた。
つまり、TwitterのねらいとUIが、整合していなかった。
これが、Twitter側のシカトで通らない重要なプライバシー問題だとぼくが思う理由は、今Twitter上にはサードパーティアプリケーションが何十万もある。それは、Twitter自身が何度も認めているとおりだ。でもその何十万ものアプリケーションがユーザに許可を求め、あなたのプライベートメッセージにはアクセスできませんよ、とウソを言ったらどうなるのか? そのプライベートメッセージは、単に見られるだけでなく、どこか別のところに掲載されてしまうかもしれないのだ。
デベロッパのMike Robinsonは、三度も確認してこのバグの存在を確信した。彼が作ったテスト用のTwitterアプリケーションは、このプライバシーホールをたった2分で悪用する。
UIだけの問題なのか、それとももっと根が深いのか、いずれにしても多くの人のプライバシーに影響を与える問題だ。
数時間前にTwitterにColijnの発見を伝えたが、まだ返事はない(この時点ではサンフランシスコは早朝だ)。
とにかく、Twitter上でサードパーティアプリを認可するときには、注意が必要だ。自分のアカウントへのアクセスを許可しているアプリが何と何か、その設定を確認しよう。そして一般的には、Twitterのダイレクトメッセージでプライベートな、あるいは機密の情報の共有を、しないほうがよい。
アップデート:
これが、Twitterからの返事:
5月に発表したように、Twitterは認証モデルを変更して、サードパーティアプリケーションで共有する情報に対する、より強いコントロールをユーザに与えようとしている。最近弊社はこの変更の実施を6月末までに延期して、デベロッパが自分たちのアプリケーションの構成を新しいモデルに合わせて変えるための、時間を与えようとした。弊社は現在の許可画面のテキストをアップデートして、この変更が行われる期間にアプリケーションがアクセスできる情報とできない情報を、明確化しようとしている。
サードパーティアプリケーションの承認とその変更に関しては、Twitterのアカウントの“Applications”のページへ行ってください、
関連記事:
Twitter Revokes Automatic 3rd Party DM Access, Gives Users More Details On App Permissions (2011年5月)
Latest Twitter Bug: “Misdelivery of Direct Messages” (2009年4月)
DMFail: Another Reason To Just Not Send Private Messages On Twitter (2008年12月)
Privacy Disaster At Twitter: Direct Messages Exposed (2008年4月)
(画像: Flickr Dan McKay, 許可を得て使用)
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
