ZuckerbergがGoogle+のCircles機能をずばり批判

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Facebookは水曜日(米国時間7/6)に、とりあえずチャットの新製品を披露したが、相変わらず目の上のたんこぶなのは、ソーシャルネットワークを作ろうというGoogleの最新の試み、すなわちGoogle+だ。Mark Zuckerbergは直接の比較を避けようとして、“どのアプリケーションもソーシャルになる”、と言った。

でも彼のもう一つの発言は、Google+、とりわけそのメインの機能であるCirclesに対して、彼が感じていることを示唆するものだった。Zuckerbergは具体的にCirclesの名を挙げたわけではないが、次のように言った:

グループの定義は…そのグループの中の人たちがそこに誰がいるかを知っていることだ

この発言は、Circlesを使ってみたことのない人にとっては、当たり前と思えるかもしれない。CirclesはGoogle+のグループ機能だが、それは単純に分かりやすい機能ではないし、しかも、複数のCirclesの衝突という問題もありえる。つまりCirclesと複数形になっているのは、一人のユーザが、だれだれと何をどのように共有するかによって、複数のグループをセットアップできる、ということなのだ。

しかしCirclesはきわめて一方向的であり、しかも対称性がない。誰もが自分の複数のCircles(サークル)をセットアップするが、しかし各サークルのメンバーは、自分(やほかの人)が誰のどのサークルに属しているかを知らない。だから、「サークル」というよりそれは、そのユーザだけが知る「秘密サークル」なのだ。たぶんZuckerbergが言いたいのは、グループ内の誰もが、そのグループに…自分も含め…誰々がいるかを知っているのではなく、むしろその逆に、誰も自分がどのグループにいるのかを知らないのだから、そんなものは本当のグループではない、ということだろう。

Circlesがすごくややこしい機能なので、Ross Mayfieldが説明のために下のようなSlideshareを作った。Facebookには”対称的共有”があり、そこでは二人の人間がお互いにフレンドであることを確認でき、互いにいろんなものを非公開または公開で共有していける。Twitterには”非対称的フォロー”があり、誰かが公開でツイートし、誰もがその人がブロードキャストするものをフォローできるが、でもその人自身は、自分をフォローしている人をフォローしなくてもよい(したがって非対称)。Twitterは、一方向的だ。

そしてGoogle+にあるのは、”非対称的共有”だ。あなたは人びとと一方向的に共有できるが、’人びと’のほうではあなたと共有するとはかぎらない。それはまるで、Meet the FockersのCircle of Trust*みたいだ(下の3枚目のスライドにビデオクリップあり)が、ただし笑えないね。〔*: Circle of Trust, この映画の英語版Wikipedia記事に説明あり。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

“ZuckerbergがGoogle+のCircles機能をずばり批判” への6件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    Circlesって対照的ではなく、非対称のグループなのか。グループが非対称だと、お互いがどんなグループに属するか認証しなくても好き勝手にグループに入れられると思うけど、相手も自分もどんなグループに入れられているかわからない。

    プライベート空間を分けるというか、そのグループにふさわしい会話ができるようになると思っていたのに、ちょっと思惑と違って残念。

  2. モバ より:

    実際使ってみると、これはこれで便利だと感じるんだけどな。
    Circlesはグループとは別物で、その都度「誰に公開するか」を簡単に選べる仕組みと考えた方が良いと思う。

  3. かずや より:

    Circlesはそういうものですよ。家族とは家族の話、酒飲み友達とは酒飲み友達なりの話題、同僚となら同僚とする話題、相手との心理的な距離によって話題を振り分けられるのがcirclesシステムです。
    FacebookではUIのひどさから事実上このともだち分類が機能してないから最大公約数の話題しか振れない事にすごく抑圧感を感じる事が多いです。
    それをマーク自身が危機的に意識してるからこそ本来ならリスト機能と比較すべきcirclesをグループ機能と比較してみて批判してるんでしよう。
    あきらかにコミュニケーションとしてはcirclesの方が自然です。

  4. Yuki Toibana より:

    Facebookが発達障害(特に高機能自閉症者)の自助具であると考えるなら、Google+のCircle機能のようなものなど使いこなせない(というか不要)だろう。相手によっていろんな自分を使い分けるなんて器用なことはできません。

  5. masakiyo sakamoto より:

    この記事が気になってG+使ってみた。
    G+、おもしろい。

    このサークルっていう仕組みは、確かに複雑そうに見える。
    が、このサークルは、リアル人間関係と非常に似ているのでは?

    ぐぐッてみると、G+は、リアルな人間関係の微妙なニュアンスを、オンラインに再現するためのGoogleの試み、らしい。

    使ってみて、たしかにそのとおりだと、実感した。
    自分としてはサークルに拒否反応はなく、むしろしっくりきた。

    G+では、相手が自分をサークルに追加してくれたことは、わかる(通知が来たから)。
    だけど、どのサークルに追加されているのかはわからない(ようだ)。
    つまり、相手にとって自分が、友人なのか、恋人なのか、ただの知り合いなのか、わからない・・。
    だから使っててすっごい不安になりそう。だがこれは、リアル人間関係でも同じことだし。この記事が言うように、サークルはグループじゃない。また、サークルは確かに非対称に見える。だがリアル人間関係も非対称なところがある。自分がいくら相手を好きでも、相手が自分を好きかどうか、好きになってくれるかどうかは、わからん。好きになってくれれば双方向になる。サークルも、非対称でもあるし、双方向にもなれる、つまりリアルに近い。Googleがやろうとした、リアルな人間関係の微妙なニュアンスが、このサークルという仕組みに現れているような、そんな気がする。

    ただ、これが流行るかどうかは正直わからん。

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