Google%2B%E3%81%AFFacebook%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E7%9C%9F%E3%81%AE%E8%84%85%E5%A8%81%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%8B%EF%BC%9F

Google+はFacebookにとって真の脅威となるか?

Tom Anderson

編集部注: この記事はMySpaceのファウンダー、元社長でMySpaceの「最初の友だち」として有名だったTom Andersonによるゲスト寄稿。TomはFacebookTwitterGoogle+で頻繁に発言している。

今週のWSJの記事によれば、FBは新しいリアルタイム・フィード(現在のアルゴリズムによる「ハイライト」投稿表示に代わるもの)をテスト中だという。おそらくこの新形式のニュースフィードが今後ユーザーの見るデフォールトになるのだろう。

私としてはFacebookが私のハイライト・アルゴリズム批判に耳を傾けたのだと思いたいところだが、実際にFacebookを動かしたのは(WSJの記事によれば)広告主、アプリ・デベロッパーからの強い不満の声だったようだ。つまり「ハイライト」によるストリームは広告主のコンテンツがクチコミで拡散するのを妨害し、同様に、デベロッパーの新しいアプリが発見されるのを妨げるというものだ。もしFBが広告主やデベロッパーの不満に譲歩して新しいフィード形式を導入しようとしているのなら、それはFBにとってあまり良い兆候ではない。

FacebookはG+のローンチ以後、いくつか防衛的な動きをみせてきた。それ自体Facebokとしては異例のことだ。しかしハイライト・アルゴリズムの廃止というのが事実なら、これはFBがサードパーティーの圧力に屈した最初の例になる。株式公開も近づいているし、競争も激しくなっている。いつまでも唯我独尊ではいられない、ということだろうか?

もちろんサードパーティーの意見を容れたからといって、それがつねに悪い兆候であるわけではない。しかしFacebookがかくも長期間、かくも驚異的な成功を収めた理由は、株式公開を拒否してきたこと、短期的経営の視点を取らなかったこと、関係者の特定の利害によってサービスの全般的な質を落とすような決定をしなかったことによっている。しかしFacebookがこれだけ巨大化してくると、利害関係の衝突は複雑化し、それらの間で適切なバランスを取ることは非常に難しくなる。

FBがトラブルを抱えるということはG+が有利になるということだろうか? 実は話はそう単純ではない。Googleが将来G+(ゲームだけではない総合的なアプリのための)プラットフォームを立ち上げることは既定の事実といってよい。しかしその方法が重要だ。どのようにしたらFacebookの轍を踏まずにすませることができるか? FBはデベロッパーが自由にアプリを開発できる新世界を提供すると約束し、結局はマーケティングのチャンネルを遮断し、多くのデベロッパーのビジネスを破綻させた(私はここでPaulAllenの分析をかなり乱暴に単純化している)。つまりG+はデベロッパー・コミュニティーの健全さを損ねないようにきわめて慎重に行動する必要がある。

私の見るところ、G+チームのトップは、この微妙なバランスの必要性を認識しているようだ。手際は少々荒っぽかったとはいえ、企業名、ブランド名でのアカウントを排除したことは、Googleがこの点で十分な計画性が必要だということ認識している証だろう。正直に言って、「G+に企業アカウントなんかいらない」という声が一般ユーザーの間から上がらなかったのが不思議なくらいだ。G+では80%のユーザーがインターネット業界の関係者だ(私のささやかなアンケートlによる)という点にその理由があるのかもしれない―ビジネス向けアカウントが開放されることによって何らかの利益が期待できる向きが多いのだ。本当の「一般ユーザー」が企業アカウントの解禁を喜ぶだろうか? Matt Hoganによれば、早い時期に企業アカウントを導入してG+に商業的臭いを持ち込む のはよい考えではあるまいということだ。

とはいえ、企業と一般ユーザーの関係は進化を続けており、ユーザーが企業アカウントを信頼する場合も増えている(Twitterでは企業アカウントのフォロワーも相当に増えている。こうしたアカウントは商業性でユーザーを不愉快にさせるようなことはない)。

残念ながら、MySpaceでは私自身の(社長としての)失敗から一般ユーザーと企業との間に信頼関係を築くことができなかった。企業はMySpaceであらゆる手段で「友だち」を増やすことに躍起になっており、MySpaceはそれにノーということができなかった。Facebookは賢明にも、Facebookページの立ち上げ後数年はユーザーを追加しコメントを受け入れることができないようにしていた。しかし最近、FBはその方針を廃止した。その結果が吉と出るか凶と出るかかはまだなんとも言えない(ただし、今やFacebookは巨大なユーザーベースを持ち、スパム防止にも長い経験を積んできたので、この決定から悪影響を受ける可能性は以前よりずっと減っているのだろう)。

いずれにせよ、GoogleもFacebookも今後難しい決断を迫られることになる。われわれのような一般ユーザー、大規模に広告を出稿する大企業、広告に大金を払えない地域のスモールビジネス、プラットフォームを利用するがGoogleやFacebookとはおそらく競合しないであろうサービス(ゲーム、音楽など)のデベロッパー、将来競合する可能性があるサービス(ビジネス・ネットワーク、デートなど)のデベロッパー、といった多くの関係者の複雑な利害を適切にバランスさせるのは難事業だ。

今のところ、長期的(5-10年)には正しい決断を行った方が勝つだろうとしか言えない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+

広告

blog comments powered by Disqus

コメント

jo
セキュリティ対策じゃないです。ちゃんと原文通りに訳してください。
huang1mu4/alarky
Codecademyは、超画期的でした、でも、今となっては、Codecademyも、他のサイトも、よ…
sykk
記事にもある通り一般ユーザー向けではなく、あくまでこれを必要としている人達に向けた商品であり、その対…