groupon

Groupon、2011年第2四半期でまたしても1億ドルの赤字―人件費の急増が原因

次の記事

速報―動画配信の大手Hulu、年内に日本でサービス開始

grouponlogo

割引クーポン共同購入サービスの巨人、Grouponは前四半期(2011年第2四半期)にマーケティング費用を大幅に削減することに成功したものの、純損は対前年同期比でほとんど3倍に膨れ上がった

今朝公表された証券取引委員会への報告書によれば、社員を新規に1000人も雇ったことがこの赤字の主要な原因のようだ。全体としてみればGrouponは驚異的なスピードで成長を続けているが、赤字の拡大も同様に驚異的だ。

今回公表された資料によると、Grouponの売り上げは2009年第2四半期の$3.3M(330万ドル)から$2011年第2四半期の8億7800万ドルへと急成長している。ところが同じ期間に損益は$21,000の純利益から、なんと$102.7(1億270万ドル)の純損へと変わった。

報告された純損の額は2011年第1四半期から大きく変わっていないが、2010年第2四半期の純損が$36M(3600万ドル)だったのに対して3倍近くに増加している。Grouponは第2四半期に1000以上を営業部門に新規に採用した。これによって営業部門の総人員は4800人に達した。大幅な赤字計上は人件費の圧迫が主因だ。

全体としてみると、Grouponの社員数は2009年6月には37人だったが、2011年6月には9625人になっている。

2011年6月30日現在、Grouponは北アメリカで175地区、世界で45ヶ国に展開している。2011年第2四半期の末時点で、Grouponの利用者累計は1億1570万人、2011年第2四半期の末までに2300万人がGrouponを通じてクーポンを購入しているという。

マーケティング費用は、第1四半期の$208M(2億800万ドル)に比べて、第2四半期は$170M(1億7000万ドル)とやや減少した。

興味深い点は、Grouponが、議論を呼んでいた独自の粗利益計算方法を使うのを止めたことだ。同社が採用していたACSOI(Adjusted Consolidated Segment Operating Income、調整後連結事業営業利益)はマーケティング費用、ストックオプションによる給与、企業買収費用を除外した計算方法だった。

われわれは今回発表された報告書を精査している途中だ。さらに何か発見があればアップデートする。

Grouponは株式上場の準備に入り、2ヶ月前に証券取引委員会にS-1報告書を提出している。この上場によって少なくとも$750M(7億5000万ドル)の調達を期待しているという。

続報を予定。

参考記事:

Groupon Releases New S-1, Adds 11 Underwriters Including JP Morgan And Allen & Co.

クーポンビジネスが崩壊する理由―パート2

Groupon Responds To IPO Backlash With A Cheeky Feline

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+